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 投稿者:
freeman  @ INS78.omiya.dti.ne.jp on 97/12/06 02:29:19
 
In Reply to: Re: 今も売血している国は多いですね。ですが・・・ posted by north-k  @ d06.yok-tnt01.nisiq.net on 97/12/05 14:49:25
 
> > そういう国から血液製剤を輸入しているという事実が存在する以上、> > 日本の献血制度そのものが間違っていると言わざる得ません。
 > > 間違っているという表現を使わざる得ないのは原料を食料と違い血液は
 > > 人の血液を頼るほか、現状では他に無いからです。
 > > 別の手法で大量生産できるような時代がくれば、日本のような制度が
 > > 行われても別にいいんでしょうけどね。
 > 間違っているという表現についてはちょっときついかなという気はしますが
 > 確かに現在のままで問題が解決するわけではないのでいろいろ変える点は
 > あると思います。
 同感です。
 
 > > 私は人間という生き物を良く見てよく考えてから、制度というものを
 > > 作ってほしいし現状でおかしいと思えるものは柔軟に直していくべき
 > > と考えていますが残念ながら、日本はそういう努力がかなり足りない
 > > ようです。法律を変更するなら、法律の解釈を変えるとか、色々過去に
 > > 少なくとも自分から見てくだらないと思えるような事が過去には
 > > ありました。(憲法解釈とか司法の凡例とか)
 > > 現在の献血制度がベストのものであるとは私は全く思ってませんし、
 > > 多分他の多くの人も思ってないでしょう。そういう意味で制度改革が
 > > 望まれます。現状よりも、多くの血液を自国で確保できるように、
 > > または新技術の開発などをするなど。
 > この制度改革というのは売血を認めるということでしょうか、
 それも一つの手段ではあると思います。否定的意見が多いでしょうが・・・
 
 > それとも献血の義務化ということでしょうか。
 これは、個人的には反対です。
 大正時代以前に「血税」騒動が起きた事は歴史の教科書にも書いてありました。
 それに義務化にすると、事実上税と同じ扱いになりますし。
 > 新技術というのも人工血液以外は現状の打開という点では無意味だと思います。
 無論、人間の血液を原料としない方法をこの場合の新技術は指しています。
 マスコミでも報道されたと思いますが、家畜などに患者の遺伝子を移植して、
 その家畜の臓器を移植するというものがあったとおもいますが、血液も同様
 の方法で出来る可能性がありますね。近未来においてはこんなところでしょうが
 一応自分は近未来というよりも、もう少し長いスパンでこの事を考えています。
 数百年ぐらいのスパンかな?
 
 > 採血の技術が高くなっても最終的にドナーの意識の問題であると思います。
 先にも書きましたが、一定の思想、考え方を現実の社会の問題の打開策として、
 頼ったり法令化したりするのは危険です。
 例えば、禁酒法と言うものが良い例ですが、あれは当初労働者の生産性やモラル
 の低下を防ぐという意味で作られましたが、これは人間というものをよく知らず
 に法令を作って失敗した良い例です。
 無論、ドナーの意識の問題である事は当然かもしれませんが、根本的解決には
 ならないように思います。
 
 > > 最後に批判するつもりはないんですが、自国で売血制度が倫理的に
 > > 認められないから、他国にそれをやって頂くという現状の状態は、
 > > どのようなものなんでしょうか?
 > > そしてこれを他国の人が見たとき、どう考え、どう日本と日本人を
 > > 見るでしょうか?
 > > これからのボーダレスの時代を考えると真剣に考える時期に来て
 > > いると思います。でもまぁ・・・国際化しなくても、考えるべき
 > > なんでしょうけど・・・
 > その輸入先の他国が売血により血液を得ているからこそ、献血制度があるのに
 > 血液を買うという日本の行為が恥ずかしいものだと思います。
 そうですね。
 > しかし、まわりがどう思うかだけでなく、それ以上に自分の倫理に照らし合わせ
 > 自分の判断をどう思うかが重要だと思います。
 > 日本はすでに食うには困らない程度には先進国であるはずです。だからこそ、
 > 衣食足りて礼節を知るという言葉があるように、この場合礼節とは違いますが
 > 自国の血液を自国の献血でまかなう程度の誇りを持つべきだと思います。
 「衣食足りて礼節を知る」・・・なるほど!説得力がありますね。(^^)
 となると、現状の日本人は、やはりこの場合は道徳心となるのかな?
 それが不足しているから、現状の状態を招いているとなりますね。
 
 > しかし、現実問題として現状のままではそれは望める状況でなく、
 > 大幅な意識改革が必要であると思います。具体策はといわれると
 > 国に金出してもらってCMをどんどん流して、マスコミで情報操作するぐらいしか
 > 思い付かないですが、それでも献血制度は続けるべきだと思います。
 > 少し前の例ですが阪神大震災のときドナーが一気に増えました。残念ながら
 > 一時的なもので、あっという間に元どおりになってしまいましたが、
 > 売血でなく、現在の献血というシステムでも意識の変化によっては十分に
 > 機能するということになると思います。
 > したがって、マスコミで継続的に献血を推進するような情報を(今以上に)流すことにより意識は変えられると思います。
 献血に限らず、投票率にしても言える事ですが、なかなか現状ではうまく行かない
 ですね。一時期の消費税のような事でもないとなかなか投票率が上がらなかった
 ように、献血も阪神大震災のときのような事が起こっても一時的なものとなって
 しまうわけですね。
 私は、残念ながら現状の献血制度では十分に機能しないだろうと見ています。
 それは以下のような現状を元に考えています。
 ・若年層の減少と老人の増大による、献血人口の減少。
 ・消費血液の減少となる素因が無い事。
 ・日本中の献血センターを総動員しても、現状では日本の全ての消費血液を賄(まかな)うだけの十分な献血ができない現状のシステムの問題。
 ・日本人のこの問題に対するモラルと意識が低い事
 私のこの考え方が間違っている事を祈ります。
 
 今、思い付いたのですが、献血に税額控除をもうけたらどうでしょうか?
 ・・・だめだ・・これでは事実上「血税」になってしまいますか・・・うーん。
 
 > 最後に、建設的意見を聞かせていただきありがとうございました。
 楽しいBBS討論でした。乱筆のところも多いですがご容赦下さい。
 またできるといいですね。(^^)/~~~
 
 
 
  
 
 
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