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投稿者:
freeman @ INS21.omiya.dti.ne.jp on 97/12/06 06:55:35
In Reply to: Re: すみません。また長くなってしまいました。
posted by north-k @ d35.omi-usr1.nisiq.net on 97/12/06 05:55:47
> 義務化に対しては反対はしないが賛成もできないといった所です。
> 何であれ、強制でなく自分の意志で献血するのが望ましいといった所です。
> ところでこの血税騒動というものを私は知りません。(高校で理系で世界史しか
> 取ってなかったため)もしよろしければ、簡単にどんなことがあったか教えて
> いただけないでしょうか。
理系のくせに世界史と日本史を取っていた私ですが、如何にせん昔の話なので、
うる覚えです。教科書などもはや無いし・・・(^^;)
当時プロイセンの宰相である、ビスマルクが「鉄血政治」をスローガンに改革と
フランス孤立政策を取っていた時にこの血というのを税金として取ると、誤解した
日本人が暴動を起こした事。当時、日本の政治や法律はプロイセンの方式に習って
いた事が原因らしいです。
まぁ・・・国民なんていうのはこの程度のレベルですよね。(^^ゞ
> そういえば、そんなことも聞いたことがあるような気がする。もしかしたらこれが1番
> 確実な方法なのかもしれない。自分の場合は数百年でなく数十年で可能であると思います。
> 無論、それが大量生産が可能となり安くなるかは別問題として、
> なかなか進歩しない人間の意識より着実に進歩する科学の方が実現可能性があるという気もする。
ある、SFにありましたが、人間が自制を学ぶまで進化するのは万年単位で先の
話でしょうね。・・・不可能かも。(^^;)
そういう意味で同じ意見です。
> > > 採血の技術が高くなっても最終的にドナーの意識の問題であると思います。
> > 先にも書きましたが、一定の思想、考え方を現実の社会の問題の打開策として、
> > 頼ったり法令化したりするのは危険です。
> > 無論、ドナーの意識の問題である事は当然かもしれませんが、根本的解決には
> > ならないように思います。
> 法令化に対しては危険であると思うが、ドナーの意識に頼ることは献血はその性格上
> 避けられない宿命ですね。
おっしゃられたとおり、選択の自由の幅を広げるというのがやはり無難なところ
なんでしょうね。
> あの年の献血者数の推移が、何かのパンフに載っていたけど、見事なまでに
> 1月と2月の棒グラフだけ飛び抜けていたような記憶がある。3月はもう例年どうり。
> 3月にはもう人命救助に関しては一段落ついて、興味が生命から生活に
> 移っていったのでしょうね。
だからと言って、日常茶飯事で大惨事が起きてもやはり、馴れてしまうのが、
人間なんでしょうね。
> > 私は、残念ながら現状の献血制度では十分に機能しないだろうと見ています。
> > それは以下のような現状を元に考えています。
> > ・若年層の減少と老人の増大による、献血人口の減少。
> > ・消費血液の減少となる素因が無い事。
> > ・日本中の献血センターを総動員しても、現状では日本の全ての消費血液を賄(まかな)うだけの十分な献血ができない現状のシステムの問題。
> > ・日本人のこの問題に対するモラルと意識が低い事
> > 私のこの考え方が間違っている事を祈ります。
> 上の2つの要因については どうにもならない現実でしょう。しかし3番目のものについては甚だ疑問です。
> 決して、まかなうだけのシステムを持ってないとは思えません。どう考えても献血者不足で
> それを持て余しているように思います。それに足りないのなら作ればいいのだから、
> たいした問題ではないです。
私の地元の献血センターは午前中を除いてほぼ30分待ち状態が続いているようです。平日を含めてですが。それと、今看護婦不足でどこの医療機関も看護婦を欲している関係で、献血センターを増やすためには、その人材を増やす必要がありますが、これは現状の国家財政ではかなり難しいでしょう。採血専門の資格を設けるとかして、コストと時間をかけずに人員を供給できれば話しは別ですが。
いずれにせよ、売血制度をしない場合、国家レベルで税金を使ってシステムを
作るしかないですね。多分無理だと思いますけど。前提条件自体が満足してないし。(つまり、供給者が不足という点ですね。)
> したがって、何とかなる要因は4番目のモラルと意識ですね。
> ここで教育などの話を持ち出してもどうしようもないので(泥沼化)、別のアプローチとしてマスコミ云々
> という話を出したのですが、モラルはやっぱり生活環境と教育絡めないと無理な気がします。
> 根本的解決は人工血液を待つしかないのかな?
まず、間違いないでしょうね。
> 売血も1つの方法ではあるけれど既に戻ることのできない道だと思う。
元々売血制度を止める切っ掛けになったのは確か、親日派の駐日大使が暗殺され
そうになったときに輸血した血液が元で死にそうになった事で純度の悪い当時の売血の血液を締め出す目的で血液調達を献血に変えたのが現在の献血制度だと記憶
しています。一説には、外国の血液製剤メーカーと日本の製薬メーカーとの
癒着というのもあったらしいですね。結果として、日本は大量の血液製剤を
外国から購入しているわけですから。そして血液製剤メーカーとミドリ十字を
代表する販売代理店が大もうけをしたわけですね。それが、元であれほどの
AIDS患者を生じせしめた事に関しては表現のしようが無いですね。
> > 今、思い付いたのですが、献血に税額控除をもうけたらどうでしょうか?
> > ・・・だめだ・・これでは事実上「血税」になってしまいますか・・・うーん。
> できれば、お金に絡めない方法がいいなぁ。
絡めずに十分な血液を確保するのは現時点では、難しいかと・・・
> 最後に、すごく嫌だけど、おそらく確実に効果のある方法。
> 月9のドラマでキムタクが献血→翌日献血ルームは若い女性でいっぱい。→それに惹かれて男も
> そんなもんなんだろうなぁ、一般の人の意識って。
それも、もって数ヶ月でしょう。どうしても、直接的に金銭がだめならば、食事が無料で食べられるとか?そういうところを充実させるしかないでしょうね。
でも、これも根本的解決にはなりそうもないですね。
では!(^^)/~~~
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