第二幕



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投稿者: 倭寇三勇士 @ ykh049.tky.threewebnet.or.jp on 97/10/04 23:48:37

In Reply to: 第一幕

posted by 倭寇三勇士 @ ykh049.tky.threewebnet.or.jp on 97/10/04 23:38:20

(第二幕)

平次の子分ハチ「ひえええーー。疲れたでやすね。」
「ああ、このところ聞き込みばかりだからな。」
ハチ「でも、ちと尋常でないでやすね。いくら牢破りで奉行所の面子がたたねえからといっても、ここまでの捜索は、行き過ぎじゃねえですかい。」
「まあ、事情が事情だけにな。」
ハチ「なんでやすか?その事情ってのは?」
「おめえは知らなくてもいいんだよ。お偉方にはお偉方の事情ってもんがあるんだよ。」
ハチ「そうでやすかい。いいんでやすよどうせあっしには、でえじな事はいつも教えてくんねえし。慣れっこですよ、もう。」
「いじけんない。おめえらしくもねえ。お前は、パァっと脳天気なのが取り柄なんだよ。」
ハチ「変に慰めてくんなくても、いいでやす!それよか親分、ちょっとお律さんの店でも行って、休みやしょう。」
「そうだな、最近顔出してねえからな。行くか。」



−ソフト屋お律の店−

「よお、久しぶりだな、お律ぅ!」
女将・お律(以下)「あら、見かねない顔ねぇ。あんた一体誰?気安くお律だなんて呼ばないで、ち・ょ・う・だ・い(ー_ー)」
「またすねやがって、ちと構ってやんねえとすぐこれだい。まあ、もてる男はつらいよなあ。」
「馬鹿なこと言ってんじゃないわよ。自分の顔、とくと鏡でもみてごらんな。」
「てやんでい。そんな口の効き方してるからなあ、行かず後家になっちまったんだろうが。」
「な、な、なんですってぇ!」
ハチ「ち、ちょいとお二人さん。れ、冷静になっておくんなさいよ。」
「あんたはすっこんでなさい!」
ハチ「ハイっ!((((((^_^;)スススス...」
「だいたいなあ、おめえはいつも生意気なんだよ!」
「甲斐性なしの男には当然の仕打ちよ!」
「な、な、なんだとお。」
険悪なムード漂う。

ハチ「(こりはちょとマズイな(^_^;;)、あ、のお、お、親分、金さんは怪我のほうはもういいんでやすか?」
「け、怪我、金さんが?そういえば暫く来ないけど、本当!?」
ハチ「へ、へい。先週どこぞの暴漢に襲われたんでやすよ。」
「何ですってぇ!それは大変だわ。」
「ば、馬鹿ハチ!何でそんな余分なこと言うんだよ。」
「余分なこと!?何が余分なことよ!あたしに報せもしないで、この薄情者!」
「薄情者だあ?大した怪我じゃねえから、余計な心配かけまいとして黙ってただけでい!」
ハチ「で、でもありゃ、大怪我ってんじゃあ。」
「(まったくおしゃべりな野郎め!)あいつにとっちゃ、屁のかっぱよ。今はもう、ピンピンしてらあ。」
ハチ「ホントでやすかあ?」
「あたぼうよ。」
「平次親分!なんか隠し事してるでしょ?怪しいわよ。」
「て、てやんでい。俺は江戸っ子でい、小せえ頃から隠し事が大嫌いな性分だぞ。それよか、おめえの方が怪しいな。何か陰でコソコソやってんじゃねえのか?」
「(ドキっ(+_+;;;)汗)。な、何言ってるんだい。あたしゃタダの女将だよ。」
「へ、へええ、そ、そうかい。そいつは悪かったな。疑ったりして。ヘヘヘ。」
「ああ、あたしも、ごめんよ。気がたっちまってねえ。ははは。」
「そ、そういえば、なんか新しいゲームをやりたかったんだ俺。」
「そ、そうかい、ならTFVなんかいいよ。」

^_^);;; (^_^;;
気不味くも、なんとか治まる二人。

ハチ「(モメ事にならなくてよかった)そいじゃあっしは、ちと散歩してくるでやすから。」
「ああ、行ってきな。...なんだ相変わらず難しいじゃねえか。初心者お断りってかんじだなあ...」
ハチ「てーへんだ、てーへんだ!」
「なんだハチ、今し方、出かけたばかりじゃねえか?」
ハチ「て、天下の一大事でやす。これを見ておくんなせい!」
「なんだ瓦版か。どれどれ...!!!!!!!」

御奉行遠山、危篤!