第八幕 今日はこれで打ち止め



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投稿者: 倭寇三勇士 @ ykh155.tky.threewebnet.or.jp on 97/10/05 00:26:29

In Reply to: 第七幕

posted by 倭寇三勇士 @ ykh155.tky.threewebnet.or.jp on 97/10/05 00:24:55

(第八幕)

「だ、誰だ!?」

人呼んでサターンの星・パープルムーン参上!


「さ、サターンの星ぃ!???」
「悪のはびこる闇世に救いを求める声あらば、必ずや紫の月現る!」
「おい朗。いつの間に名前変えたんだ?」
「名前を変えたんじゃないわ。パープルムーンはそのままよ。ただハンドルを変えただけ。」
「変えただけって。何で?」
「だって快傑ってどうも語呂よくないもの。」
「ま、まあな(^_^;。でも、ハンドル変えるのこれで何回目だ?」
「あとで教えたげるから、今はもっと大事なことがあるんじゃない(^_^)」
「おおそうだった。伊東、砂東、逃げるな待ちやがれ!」
「待つのはお前だ。正々堂々と勝負せい。」
「あら貴方の相手は私よ!」
「な、なに!確かに出来る奴かもしれんが、拙者、女子とは闘わぬ!」
雑魚ども「先生!こ奴は、あっし達にまかせておくんなせい。先生は早く、野郎を。」
「うむ、任せた。」
「雑魚どもは、邪魔よ!」

o(`_') o /★(・_°)     キック!
o(`_')<〇> ★(。_・)    ハイパーブロー!-
o(`o') o ////★★★★(@_@) 百烈キック

雑魚ども「うををを。バタン。俺達って一体何?」
「(髪を掻き上げながら)さて、残るは貴方だけのようね。」
「そうか!相手にとって不足はないようじゃな。いくぞ!」

喰らえ地獄車!

あっと言う間に地獄車をかけられるサターンの星・パープルムーン。そしてそのまま奈落の底へ転げ落ちる。
「さ、朗ぇぇぇぇぇ!」

「そりゃ!」
「うっ!」
「そりゃそりゃ!」
「くっ!」
「そりゃそりゃそりゃ!」
「ふっ!」
「???」
「えい!」
「っぐぉぉぉ!?」
「たあ!」
「ぐぐぐげげげげ!!!???」

奈落の底でばったりと倒れる二人。しかし、すぐに立ったのは地獄車をかけられているはずのパープルムーンのほうであった。

「うぬぬ、ぐぐぐ。し、し、信じられん。儂の地獄車が敗れようとは!?」
「残念だったわね。その技、何故かけている方が痛くないのか?それは、技をかけている方が、相手の内側に入り込むからよ。しかし、体の大きい貴方が私の内側に入れるわけないじゃない。私は、貴方より体が小さいから、切り返して貴方の内側に入ったのよ。」
車「ぐうー。なんと貴様、技をかけられているときに、それを見切ったのか!?」
「そうよ!」
車「恐ろしい奴。しかし、まだ儂は負けるわけにはいかん。でえええい。」
「死に損ないは貴方の方ね!」
巴二段投げぇ!
「うおおおおお!」

バッタリと倒れる車一徹。
「み、見事だ。この儂を越えようとは。バタン」
「車一徹。恐ろしい奴だったわ。」

「さあここから逃げれるぞ。」
「往生際の悪いやつめ!」
天誅!
「うわあああ。バッタリ。」(でもただの峰打ち)

「金さん!」
「おう朗か。奴は、やったのだな。」
「ああ、バッチリよ。」
「よっしゃあ。おっと、もう世が明けちまった。」

大きな野望を打ち砕いた二人を照らす朝日。長い暗雲が払われたかのように、すがすがしい朝だ。
「さて、あたしはそろそろ消えなくちゃ。」
「ああ、いつも世話になるな。」
「気にしないでよ。他人行儀じゃない。」
「じゃあ、いつものやつをやるか!久々だからな。」
「ええ。」
これにて一件落着!