第七幕



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投稿者: 倭寇三勇士 @ ykh155.tky.threewebnet.or.jp on 97/10/05 00:24:55

In Reply to: 第六幕

posted by 倭寇三勇士 @ ykh155.tky.threewebnet.or.jp on 97/10/05 00:21:34

(第七幕)

とある武家屋敷に覆面をした侍が招かれてくる。
「誰にもつけられてはいまいな。」
「当然のこと。」
そういうと、覆面の侍は、覆面を外したのであった。
仕官に失敗した砂東(以下)「ふふふ、しかし大成功じゃのう。ここまでサターーン町を荒廃させることが出来るとは、思ってもみなんだ。」
同心・伊東(以下)「全てはこれ、ここの遣いようよ。」
「全く持ってその通りじゃ。しっかし、まさかお主と儂がグルだなどとは、誰一人として夢にも思う者はおるまいて。」
「後は幹部に昇格するのを待つだけじゃ。わはは。」
「わははは」
わはははは、果たしてそううまく行くかな?
「!?誰じゃ。今のは!?」
すっと襖が両開きになる。そしてその中に立つ一人の男の姿があった。
「天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!悪を倒せと俺を呼ぶ!」
「誰じゃ貴様!」
「うつけ者!世の顔を見忘れたか!」
「な、なにい。んー(-.-;)。う、うお(◎_◎)!御奉行じゃ、御奉行様じゃ!へ、へへえ(平身低頭)」
「御奉行!確か病気で危篤だったのでは?」
サターン町奉行・遠山金三郎(以下)「ふふふ、なんせ名医がおったでのう。」
「ち、畜生!」
「伊東!それに砂東!貴様らお白洲にまで上がりたいか。せめてもの武士の情けじゃ。潔く腹を切れい!」
「ぬぬぬぬぬ。死人に口なし。皆の者、狼藉者じゃ!出会え出会え!」
「往生際の悪いやつめ。ならば懲らしめてやるとしようか。」
「奴は病み上がりじゃ。お恐るるに足らぬぞ!」
「笑止!」

( `_)乂(_' )ガキン!

敵は多勢だが、さすがは金治、病み上がりとは思えぬ剣裁きで、悪人ともをなぎ倒していく。しかし、幾人かの度悪人を斬ったところで、例の素浪人・車一徹が現れた。

「せ、先生!いつものやつでお願いします。」
車一徹(以下)「ほう、大したものだ。あのケガで生きておったとは。しかし、所詮は死に損ない。ここで引導を渡してやる。」
「うっ (-_-;)」

待ちな!