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投稿者：
錦太郎 @ sutkmax1-ppp09.ed.kagu.sut.ac.jp on 97/8/30 10:02:13
In Reply to: 実のところ私も
posted by hiv @ cc-ppp8.iis.u-tokyo.ac.jp on 97/8/30 01:41:10
> 宗教というものは時を経るに従って、社会や地ばえの風俗と融合して
> 行くもののようです。
> 元々、仏教には救済思想も現世利益もありません。
> ましてや、極楽浄土などあるはずもありませんし、実はお墓もないのです。
> 結局広まっていくためには、その人々が望む効能を付加していく必要が
> あるのです。
>
浄土真宗に関しては違いますけどね＾＾；
社会学には真宗地帯という言葉がありますよね？真宗が盛んな地域ではその土地の文化や風習が根絶やしになってるんです。
なぜかというと、親鸞聖人がそういったことをずっとやられてきたからです。浄土真宗が他の宗教と異なるところはここなんですね。
ｈｉｖさんの言われるとおり普通は宗教というのは、その土地の文化や風習に密接に関係しているということが多いんです。
ですが、真宗はそういったものと全く無関係ですから、学者達に注目を集めていると言うわけです。それと、親鸞聖人の教えには
現世利益ももちろんありません。葬式も排斥された方です。「親鸞閉眼せば賀茂川に入れて魚に与うべし」と仰有ってますからね。
「親鸞は父母の孝養のためとて念仏一遍にても申したること未だ候わず」（歎異抄）にしても明らかです。
これらのことは、今の仏教界を完全に否定する事です。
だから、私はこういったことを、知っているのだから，非常に偉くて、誇らしいんだぞ，
と思って書き込みをしていると思われているのかなぁ・・・
たしかに、自分でこれらのことを考えて気づいたのなら誇れるかもしれませんが、
そうではないですからねぇ・・・
> ですが、彼の書き込みを見る限り、原点が明らかに間違っています。
> 私はここにこの教えを考えた人間の意図的なものを感じ、ある意味
> 恐怖すら感じるのです。
>
>
いきなり、原点から話してもとうていわからない事ですから，まずああいった事から言ったんですが。
では、仏教の原点について書き込ませていただきます。もし、これが間違っているのならどうか、遠慮なく
注意して下さい。そして、正しい原点教えて下さい。（＾＾；
仏教というのは、後生の一大事を教えることに始まり、その解決に終わるということです。
仏教から、後生の一大事という事を抜かしたらそれは仏教ではありません。その解決のために
例えば、天台宗では比叡山で修行をするのですから。
しかし、その解決の方法は「大無量寿経」にしか説かれていないのです。（根拠をあげろと
言われたらあげられますが、恐らくわからないと思うのでここでは省略します）
ですから、「大無量寿経」に説かれている「一向専念無量寿仏」（後生の一大事の解決の法）
が仏教の結論というわけです。
これが、仏教の原点というか仏教です。
ただ、いきなりこういった事を言うと必ず誤解を生じます。いきなり信じられる人がいますか？
前も言ったように、微分積分を教えるにはまず足し算から教えなければだれも理解できません。
いきなり、線形微分方程式の解法を教えられても誰にも理解できないはずがないです。
また、納得できる話だからこそ「じゃぁ、聞かせてもらおうか」という気持ちが
起こるってものでしょう。
ですから、私はああいった書き込みから始めました。私としてはそれがベストである
と思ったからです。しかし、こういったことになったのは偏に私の責任です。
仏教を全く知らないものとして話をしていましたから。本当に申し訳ありません。
逆に、そこが仏教を伝えるときの難しさなんて思っちゃったりなんかしっちゃったりして＾＾；
仏教は対機説法、応病与薬といわれるように、その人、その人に合った伝え方をしなければ
ならないものですからね。風邪ひいているのに胃薬飲んでいたら意味ありませんからね。
これからは、注意して書き込みたいと思います。
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