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投稿者:
へんたいひこ〜 @ ppp016.vit.or.jp on 98/1/13 03:44:30
【帝撃名作劇場】〜ピノキオ
ある田舎町。ゼペット爺さんと呼ばれる一人の人形師が住んでいた。
奥さんも子供もいない彼は、ある日、一体の人形を作った。
「よし。完成だ。鉄でできた等身大人形。わしの子供・・・。」
紫色に塗られた身体は、子供とはとても思えなかったのだが、ゼペット爺さん
の家には、その時、紫のペンキしかなかったのだからしょうがなかった。
「名前は・・・わしの命令に従うように『操』と付けよう。とは云っても、糸を
つけなければ動かないただの操り人形じゃが・・・・。」
ゼペット爺さんは、操り人形に糸をつけると動かしはじめた。しかし、すぐに
糸が人形に絡んでしまった。
「ふぅ。人形を作るのは得意じゃが、動かすのは下手じゃのう。さて、今晩は寝
るとしよう・・・。」
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