Re: 【帝撃名作劇場】〜ピノキオ〜最終話(長文)



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投稿者: へんたいひこ〜 @ ppp016.vit.or.jp on 98/1/13 03:50:49

In Reply to: Re: 【帝撃名作劇場】〜ピノキオ〜その3(長文)

posted by へんたいひこ〜 @ ppp016.vit.or.jp on 98/1/13 03:48:14

 操は這々の体で海まで逃げ出した。

『危なかったでしゅ〜。って、海を見るとゼペット爺さんが僕を捜しに船出した
 でしゅね?で、僕も海へ行くでしゅ〜!!』

 操は海へ飛び込んだ。

『ここで、鯨に飲み込まれるでしゅね?そしてゼペット爺さんと感動のご対面で
 しゅ〜!!』

「おぉ、操。よく無事じゃった。今までどうしていたんだ?」

『話せば長くなるので省略でしゅ〜。っていうか〜☆彡
 鯨のお腹から逃げるでしゅよ。』


 どうやったかは知らないが、ゼペット爺さんと操は、無事鯨のお腹の中から
脱出し、浜辺へ打ち上げられた。


『ふぅ。うまく浜辺へ戻って来たでしゅ〜。鉄でできてるから、途中で沈むんじ
 ゃないかと心配したでしゅよ。っていうか〜☆彡それじゃお話にならないんで
 すけどね(爆)』

 ゼペット爺さんはまだ気を失っている。

『爺さんを起こさなきゃ・・・。って、サビ付いて動けないでしゅ。安物の鉄を
 使うからでしゅね。今度生まれ変わるときは、シルスウス鋼の身体にしてもら
 うでしゅ〜!!』

 お日様が顔を出した。サビ付いた人形の表面に、白い塩が浮かび上がる。

『塩でしゅか?いやな予感が・・・。げぇっ!やっぱり溶けだしたでしゅ!』

 人形の身体は、みるみる小さくなっていく。

『このオチは2回目でしゅ〜!!
 前作を読んでない人にはわからないでしゅよ〜〜〜!!!!!!!!』

 操の力のない声だけが辺りにこだました。


 気がついたゼペット爺さんの横には、干からびた紫色の『なまこ』だけが落ち
ていたという。



                  【操大戦】泣くな!霊子甲冑 〜完〜

   「おいおい。題名変わってないか?」
「だって、『名作劇場』になっていないんだもん(笑)」
   「そうだな。無人霊子甲冑が出てくる名作なんてないよな?(爆)」


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アイリス:
 「悲しい話だったね。ジャンポール。アイリス、涙が出てきちゃった。」

ジャンポール:
 「あまりのくだらなさにね。そもそも、アイリスが人形に魂さえ入れなければ
  こんなことには・・・。」

アイリス:
 「なんか言った??」

ジャンポール:
 「い、いえ、なにも・・・。ところで、人形を人間に変える魔法って本当に
  できるの?」

アイリス:
 「えっ?人を作れるのは神様だけよ。アイリス、神様じゃないも〜ん。」

ジャンポール:
 「やっぱり・・・。操さん、だまされていたんだね。。。。。」

アイリス:
 「さぁ、ぐだぐだ言ってないで、さっさと修行に行くわよ!!」

ジャンポール:
 「ぎゃ〜〜!!そんなに回さないで〜〜〜〜!!」




注意:作中に出てくる人物名(操って人なの?)、屋号等は、全て実在のものとは
   関係ありません。