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編隊飛行 @ sisetu-45.jimut.kyutech.ac.jp on 98/1/05 16:07:52
In Reply to: 【操大戦】〜続・謎の人型蒸気Vol.1〜その1(長文)
posted by 編隊飛行 @ sisetu-45.jimut.kyutech.ac.jp on 98/1/05 16:05:29
〜〜かたっ!!〜〜
突如研究室のドアが開き、聞き慣れた声が室内に響いた。
「まぁ、こんな所に隠していらっしゃいましたのね。」
「す、すみれさん。どうしてここを?」
「明かりが漏れていましたわ。隠し扉はきちんと閉めておかないといけませんわ
よ。」
「あちゃ!見つかってしもうた。みんなには内緒やで。ウチの秘密研究室やさか
い。」
両手で蒸気チェーンソーを抱えた紅蘭が、ばつの悪そうな顔で奥から歩いてくる。
「わかっておりますわ。紅蘭さん。ところで、人型蒸気のことはなにかわかりま
して?」
「さっぱりわからんのや。しょうがないんで今から解体するところやけどな。」
「み、見て!人型蒸気が!!」
由里の声で、二人の目がベッドの上に注がれる。
『ぷしゅ〜〜!!こ、ここはどこでしゅか?』
いつのまにか人型蒸気のモノアイが光を取り戻し、背中から蒸気を一吹きさせ
た。ベッドに寝かせられているために一瞬、雲の上に横たわっているようにも見
えた。
『ていうか〜☆彡僕のすみれ様の声が聞こえたような気がしたでしゅ♪』
「ん?気づいたようやな。ここはウチの秘密実験室や。」
「さぁ、あなたが一体何者なのか話してもらうわよ。」
『なぜ僕が縛られてるでしゅか?僕は最新型無人霊子甲冑「操」だお♪霊子甲冑
→MS(モビルスーツ)→M(えむ)な上にS(ショタ)という風に誤解する
人が出てきてるから、荒縄で縛らなきゃダメでしゅね(^_^;;』
「おかしなやっちゃな(笑)。ウチ、冗談が言えるヤツは好きや。気に入ったで!」
『僕はすみれ様命でしゅ!!』
すみれは無言である。
(まずいですわ。私の過去を話されてしまっては・・・・・・)
『僕はすみれ様に一目惚れしてしまったでしゅ!ていうか〜☆彡僕の中の俺はす
みれ様に昔会ったことがあるらしいでしゅけどね(謎)。でも、この手枷足枷は
じゃまでしゅね。「荒縄とむちとろうそく」だったら気持ちよすぎて動けなか
ったかもしれないでしゅけどね。ていうか〜☆彡それだと自分でM(エム)だ
と宣言してましゅけど(^_^;;』
人型蒸気の背中から、また勢いよく蒸気が噴き出す。と、右手首をベッドに止め
ていた枷がちぎれ飛んだ。
「なっ!なんやて!!シルスウス鋼製の鉄枷を引きちぎってしまうなんて!なん
っちゅう力や!!」
『ふふふっ、こんなものでは僕のパワーは押さえられないでしゅ。
ていうか〜☆彡 早く、愛しのすみれ様をさらって消えるでしゅ。う〜ん、な
んかよく見るとキツネみたいで素敵でしゅね(*^^*)って僕の中のもう一
人も行ってるでしゅ(^_^;;』
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