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 投稿者:
Mystique  @ sotaro-mizoguchi.umeres.maine.edu on 98/2/20 16:37:36
 
eXtreme 3DのPowerVR Forumに同じ情報があったので一応。 私が購入した三月号の米国Next Generation誌に、NECとVideo Logicの方が1人づつ出て、
 来たるPowerVR2の詳細を語ってくれました。 取り敢えずコードネームは
 PowerVR2じゃなくて、"PVNG"だそうです。 何の略かは、今N.G誌が手元に
 無いので忘れてしまいましたが…(汗)
 
 取り敢えず大まかな詳細は、
 
 1、 全部で5つのチップセットが登場。
 
 - PC用の3D専用タイプ(PCI)
 - PC用の2D/3D兼用タイプ(AGP*2、Side Band Addressing)
 - コンシューマ用(SEGA Saturn後継機用?)
 - アーケード用
 - ハイエンド用(ジオメトリエンジンを搭載)
 
 2、 Open GLとDirect3Dで定義される全てのブレンディングモードを
 サポート(Alpha、Decal、Modulate、Dest等?)。
 
 ※これについては詳細な記事があったんですが、手元に無いので…
 
 3、 DirectX6でサポートされる新機能をサポート。
 
 - Bump Mapping
 - Anisotropic Mapping
 - Texture compression
 - Triangle strips
 
 4、浮動小数点演算セットアップエンジンを搭載。
 
 
 と、こんな所です。 一応うたい文句は、"SEGA MODEL3の性能を$100.00
 以下で"だそうですね。 0.25ミクロンプロセスでNECの工場で作られるとの
 事ですから、生産能力から考えると、4MBのSGRAM搭載で$100.00を切るのは
 可能ですね。 性能の方までは解りませんが、フルエフェクトの平均時で
 1M Polygons/secだそうですね。 PowerVRの公称値は1 Polygon = 100 Pixelsで
 計算されている場合が多いので、本当だとしたら凄いですね。  本当かな?(笑)
 
 それと、気になるのがソフトメーカーの動向ですが、ShinyのMessiahや
 EpicMegaGamesのUnrealは早々とPowerVR2のサポートを表明していますね。
 特にUnrealはPowerVR2のAnisotropic Mappingを使うとか。 これは従来の
 Linear/Trilinear Mip-Mappingとは違ったアプローチの仕方で、メモリー
 帯域をそれほど使わずにTextureの質を上げる方法だそうです。
 
 長々と書いてしまいましたが、一応公式発表は2/23の予定だそうです。
 それで、PowerVR2搭載カードが出てくるのは6月上旬。 恐らくこの時期に
 DirectX6のエンドユーザー版が配られると思います。 開発者向けは
 既に配布されています。
 
 結局Matroxの新ドライバを導入してもDirect3Dパフォーマンスは大して
 向上しませんでした。 Transparency TextureやSpecular Highlightingの
 インプリメンテーションは正しくなりましたが、パフォーマンス自体が
 下がるようでは… 逆にOpen GLのパフォーマンスは若干上がったようです。
 いずれにせよ、RIVA128の前では足元にも及ばないので、ここらでそろそろ
 Direct3Dは諦めて、S.G.Lオンリーで考えないと駄目ですね。
 
 そういう訳で、PVNGには期待してます。 今回はさすがにヘマは無いと
 思いますが。 他にもRIVA128 Pro SpecやVooDoo2とありますし… 支出が
 増えまくりそうですね、夏前は…
 
 
  
 
 
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