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投稿者:
マテバM207 @ ppp-07.kobegakuin.ac.jp on 97/11/13 02:53:26
下でタバコに関する書き込みがあったので。
ニコチンがタバコに含まれているというのはほとんどの人が恐らく知っていると思いますが、こいつは数ある向精神物質のなかでも特に毒性が強いものです。
葉巻1本のニコチンで2〜3人の命を奪うことができます。
といっても、喫煙ではニコチンの大半は燃焼熱によって破壊されるので、ニコチン自体が身体に障害をおよぼすことはないです。
ニコチンにも他のドラッグのように、幻覚などの精神変容の効果がありますが、大昔の人のピュアな体ならともかく、食品添加物やアルコールを筆頭とする各種ドラッグによって毒されてしまった現代人が、タバコを吸ったくらいでトリップしたりすることはまずありません。
しかし、こうした向精神物質としての効果の低さに反して、ニコチンはわずか数時間で耐性が生まれてしまうほどの強烈な催中毒ドラッグです。
しかも、ニコチンは他のいかなるドラッグよりも精神依存度が強く一度中毒になれば抜け出すのは容易ではありません。
ニコチンは喫煙時に分解されてしまうので特に問題ありませんがより恐ろしいのはニコチン以外の有毒物質です。
40を超えるというこれらの発ガン性物質は、喫煙者の肺、心臓、血管に深刻なダメージを与え、10年、20年をかけて人体を虫食んでいきます。
ニコチン中毒者はその強烈な精神的依存症により、焦燥感、不安を紛らわせようとタバコを吸い続けます。
しかし、喫煙によって意識変容、多幸感を味わうことはまずありません。
このような行為そのものを目的とする無意味な、端から見ればある種こっけいな摂取の悪循環は他のドラッグでは中毒の末期にしか見られないものです。
気持ちが良くなるわけでもなく(これには少々語弊があるかもしれませんが)吸えば吸うほど体を蝕み、なおかつ周囲の人にまで多大な迷惑をかけるタバコの喫煙。
みなさん、吸いすぎにはくれぐれも注意しましょう。
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