読者レース「南の島にブタがいた」オッズ変動調査結果



[ このメッセージへの返事 ] [ 返事を書く ] [ home.html ]



投稿者: 新連載「くれじじ研究所」第1回 by所長くれじじ  @ cckgo.cck.dendai.ac.jp on 97/11/25 11:50:58

 *この発言は純粋にオッズの変動に対する興味から発せられたものであり、
 決して、ブタ並びにブタゲーというカテゴリーに対する誹謗・中傷を目的として 
 書かれたものではないことをご了承ください。


博士「身の周りのさまざまな現象につっこみと考察を入れる我が研究所へようこそ。
   わしが所長のくれじじじゃ。こちらはみんなと一緒に色々な疑問を考える
   リサちゃんと研一くん、ふたりとも好奇心いっぱいの小学5年生じゃ」
リサ&研一「よろしくお願いしまーす」
研一「ところで博士、冒頭の文は何?」
博士「ん、まあ何じゃ。無用の誤解を避けるために一応言っとかんとと思っての」
リサ「アメリカの電子レンジの説明書に”猫を温めないでください”とか
   いちいち注意書が書いてあるのとおんなじね」

 第1話<ブタもおだてりゃ木に登る?>

研一「博士、この前サタマガの読者レースで最下位になった「南の島にブタがいた」
   だけど、なんかオッズの跳ね上がりかたが普通じゃない気がするんだ」
博士「一年かかってやっと10人じゃから少しの票で変化しやすいんじゃよ。
   そんなに気になるのなら投票人数と得点を調べてみるかの?」
リサ「ええ?そんなことができるの?」
博士「要は全体の評点の合計を票の数で割ったものがオッズじゃから、その逆を
   やってやればいいのじゃ。得点は整数じゃから、10から順にオッズに
   かけ算していき整数に近く、だいたいコンマ999くらいの値になることが
   全体の票数の条件、積が得点の合計ということになるじゃろう?」
研一「うー、算数は苦手だよう」
リサ「そうか、ブタの初登場オッズは1.3だから全体の得票数は10の倍数以外に
   考えられないのね」
博士「そうじゃ。表に登場させる条件が「のべ10票」なのか「10名」なのか
   わからんので確定はできんがの。登場に1年もかかっている事から
   ここではとりあえず10票としとこうか」
リサ「次の週は1.2727になっているわ。じゃあ11の倍数ね!」
博士「それでは毎週のブタのオッズと投票数が取りうる値を並べてみようかのぉ」

       オッズ 投票数が取りうる値
   1週目 1.3  10、20 ・ ・ ・
   2週目 1.2727 11、22 ・ ・ ・
   3週目 1.2727 11、22、33・・・
   4週目 2.2307 13、26、39・・・
   5週目 2.7857 14、28、42・・・
   6週目 3.6875 16、32、48・・・
   7週目 3.7  20、40、60・・・ 

研一「2週目のハガキを出した時はまだオッズ表に登場してないはずだから、
   そんなに枚数が急に跳ね上がるとも思えないよ。10人目の人が
   2週続けて1点をつけたってかなあ?」
博士「お、するどいじゃあないか研一くん。それじゃ2週目の票数は11票にして
   おこう。だいたい10、11、13、14、16、20と考えるのが自然
   じゃろうな。最下位帝王になって一気に10票上がるということも
   あるじゃろうが計算が面倒臭くなるのでこのへんで手を打っておこう」
リサ「ずいぶん適当なのね」
博士「なあに、何しろ入手が困難じゃ。すぐ増えるのは無理じゃろう。
   毎週の投票数と全体得点の増化からその週の新規投票の平均を求めるぞい」

     オッズ 投票数(増化) 全体得点 新規評点平均
 1週目 1.3   10      13   −
 2週目 1.2727  11(1)   14   1
 3週目 1.2727  11(0)   14  (変化なし) 
 4週目 2.2307  13(2)   29   7.5
 5週目 2.7857  14(1)   39   10   
 6週目 3.6875  16(2)   59   10
 7週目 3.7   20(4)   74   3.75

リサ「うわ、10点ばっか
研一「でも7週目は低いよ」
リサ「数字のトリックよ。4人で15点よ、1人は絶対10点つけてると思うの」
研一「恣意的な解釈だなあ」
博士「研一くん、それ小学生が使う言葉じゃないよ。まあリサちゃんの意見は
   偏見からくる憶測にすぎないけど多分そうだろうね
リサ「えへん」
研一「別のルートは考えられないの?10、11、26、42とか」
博士「もちろん考えられる。少し新規得点平均が低めになるがのぉ。
   それにしても全体が3点とか中途半端な数字つけてるとは考えにくいから
   やっぱり一人で点数を吊り上げてる奴の存在は否定できんのじゃよ」
研一「なるほど、そうかー」

研一「全日本プロレスバーチャの転落はどうなの?」
博士「売れているソフトは投票が多くて特定しづらいんじゃよ。都合よく大きい
   素数でも出ない限りこの方法はあまり売れていないソフトにしか使えんのう。
   一応先週は17の倍数、今週は45の倍数となっておるんじゃが。」
リサ「博士もヒマ人ねえ。


研一「うーん勉強になったなあ」
リサ「でも仮定と憶測だらけの結論ね」
博士「うむ、しかし疑問に思ったら自分なりに筋道を立てて調べてみるのは
   悪い事ではないぞ。間違ったら何故そうなったかを考え新たな仮定を考える。
   この繰り返しが科学というものじゃ。君達も科学する心を忘れてはいかんぞ」
リサ・研一「はあい」