バグの出るソフトと中古販売(問題提起長文)



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投稿者: DDK @ tc-6-092.tokyo.gol.ne.jp on 97/11/09 19:10:53

皆さんは、ソフトを買った事に満足していますか?
買ったソフトの中には、目にみえる、みえないはともかく、
バグがあるソフトがほとんどだと思います。

これは、ソフトが「営利企業」であるメーカーによって作られ、
メーカーの利益確保の為の、「納期」にそって作られているからです。
「納期」に間に合わせる為に、「バグ」が発見されなかったり、
発見されても放置されたりします。

これらのバグを発見し、メーカーに抗議した場合、反応はメーカーに
よって差はありますが、大体次の3種類です。
A.次のロットで回収されるので交換。
これは、大きなメーカーで売れた作品に限ります。なぜなら、次回
ロットなんてない作品の方が多いから。
B.本体のバージョンのせいにし、本体をメーカーに送れという。
これは少ない例ですが、PSやメガドラにはよくある話でした。
バージョンの違う基盤だと動作がおかしくなるらしいです。
C.「これは仕様なので交換できません。」と言われる
ほとんどの場合がこれになります。「すべての製品が同じ仕様なので」
とか、「そういうふうにつくられていますので」とか、あきらかに常識で
おかしい現象が画面上でおきていてもそう言われます。

「バグ」というのは、「プログラム上の間違い」で起きるものです。
現在のゲーム機が複雑なプログラムを必要とし、バグの発見が容易で
ないというのは解らないではありません。しかし、ゲームもまた
「本」や「ビデオ」と同じ著作物であるならば、「誤植」や、「ノイズ」
の入ったものが交換できるのと同様に、「返品、交換」ができて
当たり前じゃないでしょうか。

なにより、「本」や、「アニメビデオ」の場合は、「未完成品」を
そのまま販売する事はありません。また、これらのものについては、
レンタルも、中古の売買も堂々と行なわれています。

しかし、未完成品を堂々と世に送り出しているゲームだけが、
「中古」の売買についてさえ規制しようとしています。

「本」や「CD」には、作者の権利を守る為に「再版防止法」
によって、価格が値引きされないようになっています。それは、
作り手が十分な作品を送り出してきた事に対する評価でしょう。
しかし、ゲームは大メーカーといわれる「スクウェア」でさえ、
バグの塊ともいいたくなるような作品の出し方をしています。

こんな状況で、中古売買が出来なくなったら、遊べなくなった
ゲームに費やしたお金は、1円も返ってこなくなってしまいます。

それでいいのでしょうか。
黙っていたら、メーカーの言うとおりになってしまいます。
皆で考えましょう。