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投稿者:
燕アキラ(偽) @ ns.nuis.ac.jp on 98/3/06 15:24:55
トントン♪
3月3日、休んでいた大神の部屋のドアがノックされた。
大神「は〜い、あいてるよ〜。」
ドアをあけて入ってきたのは、紅蘭だった。
紅蘭「大神はん!今日、3月3日は、うちの誕生日なんやで!」
大神「へぇ〜、雛祭に誕生日かぁ!誕生日おめでとう!紅蘭」
紅蘭「へへ、ありがとな。でも、雛祭ってなんや?」
大神「女の子の成長を祈って行われる祭のことさ。上巳の節句ともいっ
て、五節句の一つなんだよ。雛人形っていうのを飾るのが風習になって
いるんだけど、ここにはないしなぁ。」
紅蘭「雛人形ってどんな人形なんですの?」
大神「俺も詳しいことは良く分からないんだけど、段飾りの上に、お内
裏さまとお雛様とか、三人官女とかを飾るらしいよ。」
紅蘭「へぇ〜。おもろそうやな。そや!さくらはんならしっとるやろ!
聞いてみよ!」
大神「いいね!さっそく聞きにいこう!」
トントン♪
大神「さくら君、いるかい?」
さくらの声「大神さんですか?どうぞ。開いてますから。」
大神「おじゃまします。」
紅蘭「おじゃましますで。」
さくら「あら、大神さんに紅蘭。二人揃ってどうしたの?」
大神「今日は3月3日だろう?雛祭じゃないか。俺は女兄弟がいないも
んで、紅蘭に雛祭の詳しい説明ができなくてさ、さくら君なら知ってる
だろうと思って・・・。」
さくら「そういえば今日はお雛様の日ですね。今日は桃の節句といって、
女の子の節句なの。雛人形を飾って、女の子が丈夫に育つように祈るのよ。」
紅蘭「その雛人形っちゅうのはどうゆうもんやの?」
お内裏様とお雛様、三人官女、右大臣、左大臣、五人ばやしのお人形よ。平安
時代の貴族のお人形。」
紅蘭「なるほどなぁ・・・。ん?お内裏様、お雛様、三人官女、右大臣、左大
臣、五人ばやし、と。あっちゃぁ、一人足りんか・・・。」
大神「紅蘭?何が一人足りないって?」
紅蘭「それはな・・・、ヒソヒソヒソ」
大神「なるほど!それは面白い案だ!そうするともう一人必要だなぁ・・・。」
ピンポンパ〜ン♪
アナウンス「大神少尉、大神少尉、米田司令がお呼びです。至急支配人室までお
いでください。」
大神「そうか!いけるかも知れないぞ!紅蘭、みんなにも話しておいてくれ!」
〜続く〜
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