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燕アキラ(偽) @ ns.nuis.ac.jp on 98/3/06 16:12:50
In Reply to: (小説)『雛祭大戦』1(長文)(もう過ぎてるけどね
posted by 燕アキラ(偽) @ ns.nuis.ac.jp on 98/3/06 15:24:55
> ピンポンパ〜ン♪
> アナウンス「大神少尉、大神少尉、米田司令がお呼びです。至急支配人室までお
> いでください。」
> 大神「そうか!いけるかも知れないぞ!紅蘭、みんなにも話しておいてくれ!」
とんとん♪
大神「大神、入ります。」
米田「来たか!」
客「久しぶりだね。大神君。」
大神「やはり貴方でしたか。ご無沙汰しております。花小路伯爵。」
花小路「うむ。君も元気そうで何よりだ。」
米田「今日、花小路さんが来たのは、ここ、新帝劇の視察だ。大神、お前に接待役を
任せる。しっかりやれ。」
大神「はっ!大神、接待役を努めさせていただきます。」
花小路「よろしく頼むよ。」
花小路を一通り案内し、サロンで一休みしていた大神は、かねてからの計画を実行に
移した。
大神「ところで、伯爵、この後の御予定は?」
花小路「ん?特には無いが?」
大神「それでは、少しお願いしたい事があるのですが・・・。」
花小路「願い?何かな?」
大神「実は・・・・、ヒソヒソヒソ」
花小路「ふうむ、で私は何をすればいいのかな?」
大神「やっていただけるのですか!」
花小路「うむ。それはなかなか楽しそうだしな。それに、今日は、紅蘭君の誕生日と
いうのだろう?」
大神「ありがとうございます!」
その夜
カンナ「へへっ、雛祭なんて初めてだぜ。なんかわくわくするな。」
マリア「私の国にはこういう風習はなかったわ。」
アイリス「なんか面白い形の楽器だねぇ。どうやってならすの?」
すみれ「このわたくしを差し置いて紅蘭に主役をさらわれたのが納得行きませんけど、
誕生日ということで大目にみてさしあげますわ。」
さくら「雛祭の日にお誕生日なんて素敵ですね。」
五人ばやしに扮し、思い思いの楽器を手にした花組の五人。
かすみ「花組の皆さんを差し置いて、私たちが上座っていうのも落ち着かないものですね。」
由里「まっ、たまにはそういうことがあってもいいんじゃ無いの?」
椿「私、こういうのに憧れてたんです。すっごくうれしいです。」
三人官女に扮した帝劇三人娘、
米田「まさか、この時代にこ〜んなかっこするとは思わなかったぜぇ。すまねえな、
花小路さん。無理いっちまってよぉ。」
花小路「いやいや、これもなかなか楽しいよ。」
右大臣、左大臣に扮した米田と花小路。米田はそれでも、酒を手放してはいない。
そして、
紅蘭「うちが、うちが一番上なんて、しかも隣にすわっとるのが・・・、」
大神「そんなに見ないでくれよ。結構恥ずかしいんだから。」
お内裏様とお雛様に扮した、紅蘭と大神。
アイリス「紅蘭、お誕生日、おめでと〜!」
マリア「おめでとう。」
さくら「紅蘭、おめでとう!」
カンナ「誕生日、おめっとさん。」
すみれ「このわたくしに祝ってもらえるなんて、ずいぶんな果報者ですわよ。」
かすみ「紅蘭さん、お誕生日おめでとうございます。」
由里「紅蘭。誕生日、おめでとう。」
椿「お誕生日おめでとうございます。」
米田「おめでとさんよ〜。」
花小路「おめでとう。紅蘭君。」
大神「紅蘭。誕生日おめでとう。」
紅蘭「みんな、おおきに。今までで、最高の誕生日や!」
さくら「♪あかりをつけましょ、ぼんぼりに。」
さくら・カンナ「♪お花をあげましょ、桃の花〜。」
さくら・カンナ・すみれ「♪五人ばやしの笛太鼓〜。」
みんな「♪今日は楽しい雛祭〜。」
〜終劇〜
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