Re: 小説・長野五輪大戦(笑)】〜開会式〜つづき



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投稿者: 編隊飛行 @ sisetu-45.jimut.kyutech.ac.jp on 98/2/19 17:25:49

In Reply to: 小説・長野五輪大戦(笑)】〜開会式〜(長文)

posted by 編隊飛行 @ sisetu-45.jimut.kyutech.ac.jp on 98/2/19 17:23:45


 長野オリンピック開会式。何故だかわからないが、大神は日本選手団の旗手と
いう大役を任されていた。

「ん?どうしたんだ、カンナ?花組は開会式でのダンスに出るんだろう?」

 既に曙による横綱土俵入りも終了し、会場ではダンスが披露されている頃であ
る。天才振り付け師『葵叉丹』が構成したダンスが世界中を震撼させているであ
ろうこの時に、舞台で踊っているはずのカンナがこんなところにいるなんて常識
では考えられない。

「いやぁ〜、なんでもプラカードを持つヤツが一人足りなくなっちまったらしく
 てさ。アタイが代役に選ばれたって訳さ。なんでも、世界中に放送されるから
 可愛い子じゃないと勤まらないって云うから・・・。てへへっ、ちょっと照れ
 るぜ。」

「カ、カンナ。知らないのか?プラカードを持つのは、大相撲の力士なんだよ。」

「相撲取り〜〜!!どおりで紋付き袴に変なカツラまで用意されてると思ったら
 そういう訳か。おまけに寒いでしょうからって中に着ぐるみまで着せやがっ
 て・・・・・。」

「確かに相撲取りは太ってないと見栄えがよくないよなぁ・・・。」

 カンナの顔は見る見る紅潮し、肩が怒りに震えている。

「許せねぇ〜〜!!アタイが背が高いってだけでこんな扱いしやがって・・・。
 NAOCの役員、ぶん殴ってやる〜〜!!」

入場行進を控え、開会式はさらに盛り上がって行くのであった。

       〜つづく〜