【小説・長野五輪大戦(笑)】〜終わっちゃったから



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投稿者: 編隊飛行 @ ppp025.vit.or.jp on 98/2/23 02:18:40

In Reply to: 【小説・長野五輪大戦(笑)】〜開会式〜さらにつづき

posted by 編隊飛行 @ sisetu-45.jimut.kyutech.ac.jp on 98/2/19 17:27:24

【長野五輪大戦】〜開会式〜選手入場


「は〜い!実況の由里で〜す!!。作者の二日酔いによって中断されていました
 開会式。既に閉会式も終わっちゃったので大急ぎでお送りいたします。」

「ホント、二日酔いで仕休んじゃうなんてみっともないですね。今春から社会人
 になる皆さん。まねをしてはいけませんよ。」

「おっと、そういっているうちに各国選手の入場が始まりました。オリンピック
 発祥の地ギリシャを先頭に続々と入場してきます。」

「ネタがないからさっさと進めちゃいましょう。」

「さぁ、日本選手団の入場です。旗手は『大神』選手。大神選手は金メダル確実
 と言われていますが・・・解説の由里さん、大神選手は何の競技に出場するん
 ですか?」

「え〜と・・・今大会から正式種目になった『冬季五輪複合』です。」

「複合・・・ですか?あの荻原兄弟で有名な?」

「いえ、あれは『ノルディック複合』です。」

「あっ、じゃぁ、滑降と回転をやるやつですね?」

「いえ、それは『アルペン複合』。大神選手は、新種目の『冬季五輪複合』にエン
 トリーしています。」

「な、なんですか?『冬季五輪複合』って・・・はじめて聞きましたが・・・。」

「ジャンプ、スケート、アルペン、ノルディック、リュージュ、スノーボード、
 バイアスロンの各種目を一人でやるんですよ。いわば、冬の十種競技と言った
 ところでしょうか?」

「は?そんな種目があったんですか?」

「いえ、今大会から正式種目に・・・大神さんに金メダルを取らせるために強引
 に作ったんですけどね。怪我さえしなければ金メダル確実と言われてますし。」

「すごいですね。で、大神さんが金メダル候補の筆頭なんですね?」

「筆頭と言うより・・・一人しかエントリーしてないものですから・・・。」

「はぁ・・・。怪我さえしなければ金メダル・・・ですか。」

「開催国がメダルなしだと恥ずかしいですから・・・。」

「こうやって、強引にルールを変えちゃうほうがよっぽど恥ずかしいと思います
 けど・・・。」

「単に、作者が競技編を書くためのネタを振ってるとしか思えないですけど。で
 も、オリンピック自体が今日で終わりなので、競技編が書かれることはないで
 しょうけど・・・。」

 う〜ん。読まれているようです(笑)

「さて、聖火の入場です!!最終聖火ランナーの伊藤みどり選手による聖火の点
 火です!!」

「派手な衣装ですねぇ・・・・。」

「ホントはここでギャグが入る予定でしたが、高いところが大好きな人がまだ御
 柱の上から降りてきませんので、このまま続けます。」

「はっきりとネタがないと言えばいいのに・・・。」

「さて、会場から鳩が飛ばされました。おっと、風船で出来た鳩ですね。」

「はい。寒空に鳩を飛ばすのは、動物愛護の観点から良くないということで、今
 回は風船の鳩が使われています。」

「ふ〜ん。動物愛護ですか?サクラBBSの『大神いじめ撲滅キャンペーン』と
 趣旨は同じみたいですね♪」

「ま、そういった趣でしょうか・・・。でも、鳩と同列に扱われるなんて、既に
 愛護精神から逸脱しているとおもいますけど・・・。」

「でも、風船じゃ、ゴミになって環境保護に悪いのでは?」

「紙で出来た風船だそうです。地球に優しいオリンピックというのも今回の趣旨
 なんですよ。」

「へぇ〜。真っ白い鳩型風船が大空に吸い込まれていきます。おっ??会場が揺
 れています。地震でしょうか?」

「きゃぁ〜!!スタジアムが壊れはじめました!!皆さん、非難して下さい!!。
 あぁ、スタジアムがまっぷたつに割れていきます!!」

「観客の皆さん、落ち着いて非難して下さい!!え〜、全国の皆さん。私たちの
 放送席も壊れ出しました。放送はここまでです。では、またお会いしましょう。」

「へっ?スタジアムから超巨大鳩型風船が・・・・」

「あ、あれは・・・翔鯨丸〜〜!!??

「あやめさんが・・・・こちらに手を振ってる・・・。」






  〜翔鯨丸操舵室〜

あやめ「ふふふ。一度で良いから目立つことをやってみたかったのよねぇ。私、
    裏方が多いから♪ それ!翔鯨丸発進!!」

 白い塗装を施した翔鯨丸が、長野の空へと消えていった。あとには壊れた開会
式会場だけが残った。








 壊れた会場。しかし、神に守られた御柱だけは、天高くそびえ立っていた。

「ひ〜〜ひっひっひっひっひっひっひっひっひ〜〜〜早く降ろしてくれぇぇ!」

「うぉぉぉぁぁ〜〜〜〜〜〜!!」


 〜おしまい〜

ふう。やっと終わった。最後はオチが甘かったなぁ(^^;;