真・サクラ大戦2第八話じゃなくて・・・(^^)



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投稿者: 絶対有敵 @ koto.nsu.ac.jp on 98/1/12 09:49:47

ど〜も先日やっと「サクラ大戦 桜華絢爛」を観ることができた絶対有敵です。
(おせ〜よ^^;)
いや〜いいなあ。オープニングもかっちょええ!「桜武」も「三色すみれ」も
アニメで動く「光武」もかっちょ良すぎる!
あ〜あそれにあやめさんのチャイナ服姿も眩しい!特にあのスリットが・・・・
はっ!いけない想像してしまったあああ!!(^^)

とアホな前置きはこのくらいにしておいて、「桜華絢爛」を観たので、
私のキャラの過去もひとつ垣間見てみましょう。
名づけて「真・サクラ大戦2前夜」!それではどうぞ・・・・

新サクラ大戦2前夜「帝都集結前奏曲」

既に冬真っ只中の夜、綾小路 梓は自室(大神の隣り元あやめさんの部屋)で
物思いに耽っていた・・・・・・
梓:「・・・・あれからもう四年になるんですね・・・・・」

太正九年 フランスソロボンヌ・・・・・・・・・・・
梓:「・・・・・・お断りします。」
あやめ:「え?」
梓:「貴女のおっしゃることも解ります。私とて帝国の人間です。
祖国を想う気持ちもあります。・・・帝国華撃団についてでしたら、
綾小路家も『賢人機関』の一員、その真実も存じております。」
あやめ:「ではどうして?」
梓:「私は綾小路家次期当主としての義務があります。それに・・・・・」
あやめ:「それに?」
梓:「・・・・・・いえ。とにかくこの事に関してはお断りさせていただきます。」
あやめ:「・・・そう。わかったわ。でも梓さん。」
梓:「え?」
あやめ:「私たちは「帝国華撃団」も『霊力』をもつ人間なら誰でもという訳ではないわ。
それだけは覚えておいてください。」

梓:「・・・・・・・・・・」
執事 宮司一元:「よろしかったのですか、お嬢様。」
梓:「いいのです・・・・・・貴方ももう疲れているのですからもう休んでください。」
宮司:「ありがとうございます。ではお嬢様、御休みなさいませ。」
梓:「御休み、宮司さん・・・・・・・」
バタン

梓:「帝国華撃団 か・・・・・・・・・・・・・・・・」
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コンコン
梓:「え?は、はい!」
大神:「梓。」
梓:「あ、い、一郎くん。どうしたの?」
大神:「いや、これからみんなでサロンでお茶会をする事になったんだ。
梓は出るのかい?」
梓:「う、うんちょっと待ってて!」
大神:「わかった。じゃあ待ってるよ。」

梓:「あやめさん・・・・・・」

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太正十年十一月ドイツリューベック

直那:「・・・・・・・馬鹿にするんじゃあねええ!!」
使者:「し、しかし我々は・・・・・・・」
直那:「さんざん御託並べておいて、よくしゃあしゃあと物言えたな!
俺はもう戦いはしねえって言っただろ!かえんな!!かえらねえと臓物
捻り出してやるぞ!この拳でよ!」
使者:「わっぁあああああああああ・・・・・・・」
直那:「フン!・・・・・・・・・・・・」

白衣姿の少年は工場に戻った。その中には霊子甲冑とは明らかに違った
大型の機体が有った・・・・・・・・・・・
その機体には人型蒸気のようなシリンダーはおろか蒸気機関の機構はまったくと
いって無い・・・・・・・この時代の機体としては、はるかに進んだ機体である。

高杉重工が独自に設計、開発した対妖力戦攻撃兵器「TJX-001」、通称『興龍』(こうりゅう)である・・
直那:「岡田。興龍の制作状況はどうなっている?」
執事 岡田仙蔵:「はい、現在ジェネレーター3基の制作が進んでおります。
このペースでいきますと、来年六月にはフレームに乗せ、実動試験ができます。」
直那:「そうか。できるだけ急いでくれ。時間が不足している。」
岡田:「かしこまりました。ところで若。」
直那:「ん?」
岡田:「米田様からの御使者の件、いかがいたしますか?」
直那:「・・・・・・・すぐに返事はしない。そう伝えてくれ。」
岡田:「はっ・・・・・・・」

直那:「なあ、興龍・・・・・・・お前は俺になにを見せるつもりだ?
破滅か?それとも光明なのか・・・・・・・・・・・・・」

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太正十二年一月日本 帝都東京・・・・・・・・

紫苑:「新型霊子兵器・・・・・・・・・・・」
高杉 弥三郎:「そうだ。君にはぜひ、この機体に乗ってもらいたい。」
紫苑:「しかし、何故?世界的コングロマリット「高杉コンツェルン」会長の
貴方が何故俺みたいな一介の士官候補生に?」
高杉:「君は妖魔を知ってるかな?」
紫苑:「妖魔?いえ・・・・・・」
高杉:「だろうな。政府が全力で隠蔽工作をしているからな。知らないだろう・・・
だが、このままではこの国、いや世界が滅びる!」
紫苑:「!」
高杉:「政府は「帝国華撃団構想」を完成させつつあるが、それだけでは
心もとない・・・・・・それで我々高杉コンツェルンは一つの計画をたてた。
それこそこれだ。」
紫苑:「『トリプル・ランサープロジェクト』?」
高杉:「うむ。我が高杉家と綾小路家が共同で五年前から独自推進している計画だ。
この世界を守るための新型兵器・新型戦艦部隊の創設だ。」
紫苑:「これに俺も加われと?」
高杉:「ぜひ加わってほしい。」
紫苑:「・・・・・・お引き受けしましょう。」
高杉:「おお!ありがとう。ありがとう。」
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直那:「お〜い、紫苑。」
紫苑:「ん、ああ、直那か。」
直那:「『フライヤー』の調子はどうだい?」
紫苑:「悪くない。だが、これが実戦に出なければいいんだがな・・・・・・」


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