真・サクラ大戦2第七話前編



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投稿者: 絶対有敵 @ koto.nsu.ac.jp on 98/1/08 10:46:12

<前回までのあらすじ>
太正14年、帝国にまたしても闇の脅威が迫った。その名は森羅冠(しんらかん)率いる「黒鬼会」!
だが、帝国華撃団にも頼もしい仲間が現れた。

大神の幼なじみで弓の名手「綾小路 梓」
天才パイロット「桧山 紫苑」
そして・・・・米田 一基帝撃長官の孫にして不思議な霊力の持ち主
「高杉 直那」・・・・・
新たに三人の仲間と新たな力が加わった花組の乙女達は黒鬼会の四霊将
との戦いを繰り広げた。
そんな中黒鬼会の仕掛けた魔の力「時乱魔消項陣」(じらんましょうこうじん)が
発動。直那は大神を庇い、魔陣に飲み込まれてしまった・・・・・・・
果たして直那はどこに!?

真・サクラ大戦2第七話「決戦! 光と闇と!」

森羅冠:「ふふふ・・・・・はははははは!!!見たか!愚かなる帝国の民よ!
我が名は黒鬼会総帥森羅冠!この帝国は我が貰い受けたり!!」
孔明:「・・・・・・・・・・・・フッ」

帝劇地下司令室・・・・・・・
米田:「で、被害状況は?」
泉:「はい、魔法陣の展開された地域周辺に家屋倒壊、火災、地盤の沈下など
かなりの被害があります。」
双龍丸オペレーターの式部 泉が答える。

マリア:「これが黒鬼会の狙いだったのですね・・・・・帝都ではなく、
帝国の中心を叩く作戦・・・・・・」
カンナ:「くそ!黒鬼会め!」
すみれ:「わたくしたちもなめられましたわね・・・・」
大神:「・・・・・・・・」
アイリス:「グスッ・・・お兄ちゃん、直那お兄ちゃんはどうなったの?」
大神:「アイリス・・・・・」
紫苑:「泉。直那についての消息は?」
泉:「それが依然・・・・・・」
梓:「そう・・・・・・」
紅蘭:「うっ、うっ直那はん・・・なんでや!?帰ってきたらみんなあっと
いわそうゆうたのに、なんでこないになったんや!」
さくら:「紅蘭・・・・・・」
大神:「とにかく、直那のことも心配だが、まず黒鬼会の撃退を考えよう。」
マリア:「そうですね。では始めましょう。」
大神:「まず、敵の勢力だが・・・」
梓:「魔法陣が展開された場所から敵が出てきているみたいね・・・・・・
あの魔法陣は一種の転送装置のようなものでもあるみたいね。」
泉:「そのようです。敵分布はそれぞれで五百から千に及ぶ大部隊のようです。」
カンナ:「くそ!とても全部なんて相手しきれねえな・・・・」
大神:「紅蘭。新型機は稼動できるのか?」
紅蘭:「みんなの機体なら問題ないで。全機花やしきに格納されてますわ。ただ・・・」
大神:「ただ?」
紅蘭:「大神はんの「須佐能生」(すさのお)だけはデータ打ち込みができておらん
のや・・・・直那はんにしかできない仕事やったんや・・・」
大神:「なんだって!?それじゃ・・・・」
紅蘭:「とりあえず龍壱の試作機、「興龍」が稼動できるけど、パワーの差はなんとも・・・」
大神:「わかった。いつでも出撃できるように整備を頼む。」
紅蘭:「了解や。」
大神:「みんなもとりあえず休んでてくれ。」

大神:「・・・・・・・帝国は危機に晒され、おまけに直那はいない・・・
なんてことだ!直那、何であんな事に・・・・・・」

(直那:「よろしくな!隊長!!」「やるな、隊長!降参するなら今のうちだぜ!」
「どうしたんだい、隊長?」・・・・・・)

さくら:「大神さん・・・・・・」
大神:「さくらくん・・・・・」
さくら:「どうしたんですか?休まないんですか。」
大神:「いや、これから休むよ・・・・・」
さくら:「大神さん・・・・・・直那さんのことは辛いと思います。
・・・・でも、元気出してください!」
大神:「え・・・・」
さくら:「大神さんはあたしたち花組の隊長でしょ。情けない顔しないでください。
大神さんがそんな顔じゃ、あたしたちだって・・・・・」
大神:「・・・・・ありがとう。」
さくら:「大神さん・・・・」
大神:「そうだな!俺がしっかりしないと直那にもうしわけないもんな。」
さくら:「よかった・・・・・でも、ごめんなさい。こんなこと言っちゃって・・」
大神:「いや、いいんだ。直那が身を挺して俺を守ってくれたんだ。俺は絶対
みんなを、そしてこの世界を護ってみせる!そして・・・・」
さくら:「え・・・・」
大神:「さくらくん、君を守り抜いてみせる!」
さくら:「・・・・・・・大神さん。」