なんか変なお話(笑)その6



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投稿者: 神崎 操 @ pppc822.pppp.ap.so-net.or.jp on 98/1/08 10:06:45

In Reply to: なんか変なお話(笑)その5

posted by 神崎 操 @ pppc822.pppp.ap.so-net.or.jp on 98/1/08 10:05:33



―大神公司・寝室―――


「…きやがったか………」

公司はそう言って臨戦態勢を整えた。

「頼んだぞ!」

公司は頼もしい相棒に言った。
すぐに頼もしい相棒から返事が帰って来た。

「まかせるでしゅ〜☆彡」

息を潜めて敵を迎え撃つのが公司の初期の段階での作戦だった。
しかし、頼もしい相棒の蒸気がしゅ〜しゅ〜言う為あえなく却下となる。

敵を入り口まで引きつけて天井から一気に強襲というのが公司の第二の作戦
だった。
しかし、頼もしい相棒が天井に上れない為あえなく却下となる。

床下に潜り込んで敵が部屋に入った所を不意を付いて攻撃と言うのが公司の
第三の作戦だった。
しかし、頼もしい相棒が床下にはまって出られない事が判明してあえなく却下
しようと思ったら敵がいきなり部屋になだれ込んで来た。

公司は敵に捕まってしまった。


―HRK会本部―――


「さて、大神公司………この装置を動かして貰おうか………」

「ふん!………そんなもの、何に使うんだ?」

公司は強気な態度でHRKに聞いてみた。

「ふん、特別に教えてやろう…ある人をもう一度生き返らせるのだ!」

HRKは、そう言ってから挑戦的な目で公司を見た。

「成る程な………貴様は知っていたのか、フラクタルコントローラーを使えば
生命体も作れるのを………」

そう言ってから意味深な目で公司はHRKを見た。

「使用方法を教えろ!」

HRKは公司に聞いた。

「そんなものお前にわざわざ教える訳がなかろう………」

公司はHRKに教えるつもりなど毛頭なかった。

(………そろそろ来る頃か………)

公司は何かを待っていた。

「いい加減に言え!言わないなら、痛い目を見る事になるぞ!」

HRKは下卑た笑いを浮かべて言った。

「ふ………下衆が………」

公司は挑戦的な目でHRKを睨んで言い返した。

(………まだか………………)

その時、HRK会本部の入り口から何者かが飛び込んで来た!

「きたか!」

公司は思わずそう言って入り口の方を見た。

そこには、一体の霊子甲冑がいた。

「またせたでしゅ〜☆彡」

公司は、一瞬目眩がした。

(お前なんかよんで無いぞ…)

「ほう………霊子甲冑か………ならこちらも出させてもらうぞ!」

HRKはそう言ってから高速霊子甲冑「MoonTak」を呼んだ。

「いくでしゅうぅぅぅぅ〜〜!!」

MoonTakの動きは早かった………

ザンッ!!

MoonTakは一瞬にして侵入してきた霊子甲冑を撃退した。

「ははははは………さすが高速霊子甲冑「MoonTak」!」

「強い!強いぞ!」

そう言って得意になっているHRKに信じられないものが目に映った。
なんと、「MoonTak」が一瞬で撃破されたのだ。

「馬鹿な!!」

驚愕の表情を浮かべるHRKが次ぎに見たのは公司を助け出した一体の霊子
甲冑の姿だった。

「ふっ………形勢逆転か?HRK………」

「なんだ?その霊子甲冑は?」

HRKは思わず聞いていた。

「これか?これは『次世代突撃強襲霊子甲冑 じぇねらるキャプター零式』だ」

公司はそう言ってから 、じぇねらるキャプター零式にHRKを捕らえる様に
命じた。


―1時間後―――


HRK達は警察に突き出された。

そして、フラクタルコントローラーは無事公司の手に戻って来た。