人類みな兄弟大戦(長文)/その1



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投稿者: VR @ 202.237.42.71 on 97/11/27 18:07:17

「お・は・よ・う�� 大・神・くーん。」
「どわああっ!?」

 目が覚めると、あやめさんは俺のベッドの横にいた。

「なっ、何してんですか、あやめさん!?」
「んふふっ、びっくりした?」
「って言うか、何故ここにいる貴様?みたいな。」
「もう、姉弟なんだから、一緒の部屋にいたって不思議じゃ
ないでしょ?それに、『あやめさん』じゃなくて……。」
「あ、はい……『姉さん』……。」
「んー�� 良くできましたー!!」

 と言っても、本当の姉弟じゃない。最近の政府は、特に
異国人に対して予算を下ろすのを渋っていたのだ。すなわち、
神国である日本人と、異国の人間の入り交じる花組に対して
の予算を。
 そこで米田支配人の出した提案。「日本人の血が通えばいいのか。
よし!実はみんな兄弟だったという事にしよう!」






 予算案は通った。



「……通るなよ。」


 そういう訳で、今は皆兄弟という設定で暮らしている。先刻の俺を
見て貰えば分かるだろうが、かなり不自然だ。あやめさ……じゃなくて
『姉さん』は、行方不明になっていた彼が帰って来たとかで、いつも
上機嫌だからまいっちんぐ。

「お兄ちゃーん!おはよー!」
「やあ、アイリス。君は変化ないなあ。」
「あやめお姉ちゃんも、おはよー!」
「むー、便利な奴め。」

 テラスに面々が集まってくる。テーブルに座っているのはカンナと
マリアだ。

「よう、兄貴!先にいただいてるぜ!」
「……兄貴と来たか。まあいいや。おはよう、カンナ。」

「おはよう、兄さん。今、ロシアンティーを入れるわ。」
「マリアに兄さんって言われると、ジャッキー兄さんになった
気分だな。まあこの髪形も、ジャッキー・ブライアント
直伝なんだけどね(うそ)。」

「おっ、ええ匂いやなー。あ、お兄はん、おはようさん!」
「紅蘭……『お兄ちゃん』って呼んでくれないのか……。」
「え?」
「ん、あ、いやいや何でもない。」

 ぱたぱたぱたぱた……

「お兄様ぁ―――――!」
「来たな、ベルサイユの薔薇。おはよう、すみれ……で、いいのかな。」

 こうして集まると、やっぱ無理があるぞこの家族構成。