Re: その3ですぅ〜



[ このメッセージへの返事 ] [ 返事を書く ] [ home.html ]



投稿者: 凛 @ a023075.ap.plala.or.jp on 97/11/19 03:07:57

In Reply to: Re: その2ですぅ〜

posted by 凛 @ a023075.ap.plala.or.jp on 97/11/19 02:42:11


さくら:「・・・・で、七五三はどーだったんですか?」

大神:「ん、七五三は無事に終わって千歳飴を俺は頬張っていたっけ。」

さくら:「ウフフ・・・可愛かったんですね。」

大神:「うっ!ま、まぁ、それはともかくとして・・・・・」

                −−−以下懐古風景−−−

父さん:「さて、無事に七五三も終わった事だし、家に帰るとするか!」

一郎:「うん!今日は一緒にお風呂に入ってくれるよね?」

一郎は父と手を繋ぎながら千歳飴を頬張っていた。

母さん:「こらっ!千歳飴は家に帰ってからでも遅くはないでしょう。後にしておきなさい。」

父さん:「ハハハ!良いじゃないか、母さん。これぐらい腕白でないと先が思いやられるぞ!」

一郎:「そうだそうだ!思いやられるぞ!」

一郎は父と一緒の言葉で母に返す。

母さん:「まぁ!図に乗らないの!まったく、あなたも子供を甘やかすのは程々にして下さいな。」

父さん:「まぁまぁ、良いじゃないか。今日は七五三だからな。」

父さん:「よしっ!今日は父さんと一緒にお風呂に入ろうか!」

一郎:「やったぁ〜!!それじゃあ、家まで競走だぁ!」

一郎はそう言うと、駆け出し始めた。父も負けじと、

父さん:「お?俺にかけっこで勝とうとは10年早いぞ!」

と、一郎の後に続いた。

母さん:「あらあら、転ぶんじゃありませんよ!まったく、あなたもまだ子供ですわ・・・」

そんな風に母は独りごちてその後にゆっくりと歩いていった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ザブーン

一郎と父は夕飯を食べた後、一緒にお風呂に入っていた。

父さん:「なぁ、一郎。お前、大きくなったら、何になるつもりだ?」

ふいに父は一郎に尋ねた。

一郎:「んとねぇ〜、僕は海軍の兵隊さんになるんだ!」

と、一郎はニコニコしながら答えた。

父さん:「そうか・・・でも、何故海軍に入ろうとしているのだ?」

一郎:「だって、この間、父さんが大きなお船を見せてくれたでしょ?あれに乗ってみたいんだぁ!
そして、僕がお船の艦長になって色々な外国にいってみたいんだ!」

父さん:「そうか。それは良い事だな。でもな、これだけは覚えておいてくれ。お前は
いつの日か、大きな戦争の直面に立つだろう。その時は何があってもくじけてはいけない。
お前を取り囲む、6人の女性がお前の助けを待っているだろう。そしてその6人は必ず
お前の力となってくれるはずだ。」

一郎:「??言っている意味が分からないよ。」

一郎は不思議がって父の顔を見詰める。

父さん:「いや、今は忘れていてくれても良い。だがな、心の何処かには止めておいてくれ。」

そう言うと、父は風呂からあがった。
何かを知っているかのように・・・・・

                              続く