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投稿者:
凛 @ a023075.ap.plala.or.jp on 97/11/19 04:07:45
In Reply to: Re: その4ですぅ〜
posted by 凛 @ a023075.ap.plala.or.jp on 97/11/19 03:25:37
朝、一郎が目を覚ますとそこに居たはずの大きな体は無かった。
一郎:「父さん!?・・・・・・・・・・・・もぅ、行っちゃったのか・・・・昨日の父さんは
変だったなぁ〜どーしたんだろ?結局、何にも答えてくれなかったし。」
一郎は目を擦りながら寝室を後にした。
母さん:「あら、やっと起きたのね、お寝坊さん。もぅ父さんは出て行かれましたよ。」
一郎:「そぅ・・・・ねぇ母さん。僕にしか見えない”何か”って、何?」
母は一郎にその”何か”とは?と聞かれ、少しだけ、しかし一郎には気づかれる事無く動揺した。
母さん:「さ、さぁ?私には分からないわよ。それよりも早くご飯を食べて頂戴な。後片付けが
遅くなっちゃいますからね。」
一郎:「ふぅ〜ん・・・・じゃあ、頂きます!」
一郎はやはり父が少しおかしかったのだと思い込み、朝食をとった。
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夕刻。一郎が学校から帰ってくると、家は静寂に包まれていた。
一郎:「ただいまぁ!・・・・・・・・・・・あれ?母さん、居ないのぉ〜??」
ふと、廊下の暗がりから母が涙を拭きながら出てきた。
母さん:「あ、おかえ・・・・なさい・・・・一郎・・・・父さんが、父さんがぁ〜!!」
と、一郎を見た途端に母は大声で泣き崩れてしまった。
一郎:「父さんがどーしたの?ねぇ!母さんっ!!」
一抹の不安が一郎の身に過ぎる。
母は泣いてばかりで何も答えてくれない。ふと母の手に一通の電報があるのに気がついた。
一郎はその電報を母の手から取るとそれを読んでみた。
ソナタノ夫デアル、大神太郎中将ハ、仮実習ノ折リ、事故デ亡クナラレタシ。
と、無味乾燥に書かれていた。
一郎:「・・・・・・・・・・・・母さん、これって何かの間違いじゃないの?ねぇ?答えてよっ!」
一郎は足をガクガクと震わせ、母に「間違いだ」と言って欲しかった。が・・・
母さん:「うっ!うっ!・・・・いいえ、本当なの・・・・先程、父さんの上司が直々にお見えになられて・・・
この事を・・・・ひっく・・・」
一郎は母の言った事実をただ聞いて大声で母と一緒に泣いていた・・・・
一郎:「・・・・ひっく・・・父さん・・・・千歳飴がまだ残っているよぉ〜一緒に食べようよぉ〜
・・・・・父さぁ〜ん!!とぉさぁ〜〜〜ん!!!!!!」
夕刻。それは黄昏時。
居間のちゃぶ台の上には昨日買ったばかりの千歳飴が静かに横たわっていた。
−−−以上懐古風景終わり−−−
さくら:「そぅ、だったんですか・・・・ごめんなさい。こんな話をさせてしまって・・・」
さくらは大粒の涙を零しながら大神に非礼を詫びた。
大神:「いや、いいんだ。さくら君。これは君にだからこそ聞いて欲しかったのかもしれない。
さぁ、このハンカチで涙を・・・・」
さくら:「あ、ありがとうございます・・・・でも、私に聞いて欲しいって・・・」
大神ははっとして今言った事を少し後悔したが、これは本音であると心に思い、
ハンカチをさくらに渡した。
大神:「あぁ、俺はすでにあの時から君たちの事を父を通して知っていたかもしれない。
そして、君とこうなるって事も・・・・。」
大神のハンカチで涙を拭いていたさくらはふいに体が軽く締め付けられているのに気がついた。
そう、さくらは大神に抱きしめられていたのだ。
さくら:「お、大神さん・・・何を・・・・」
大神:「このまま、少しだけでいい、君を抱きしめさせてくれ・・・・」
さくら:「えぇ・・・いくらでも・・・大神さん・・・」
さくらのほほに一粒の水が垂れる。そしてさくらはまるで母のように大神を優しく抱きしめていた。
夕刻。それは黄昏時・・・・・
夕暮れの銀座には楽しそうに帰って行く家族の風景がそこにはあった。
終わり
だぁ!相変わらず、支離滅裂ですねぇ〜(^^;
たまぁ〜に長いのを書くと必ずこーなってしまうんですよね。
ちゅーか、七五三の話題がいきなり大神の父さんとの思い出だし、死んじゃうし。
もぉ〜ダメダメっす。(*_*)
長文でしかも駄作で誠に申し訳ございませんでした!m(_ _)m
凛
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