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投稿者:
凛  @ a023075.ap.plala.or.jp on 97/11/19 03:25:37
In Reply to: Re: その3ですぅ〜  
 posted by 凛  @ a023075.ap.plala.or.jp on 97/11/19 03:07:57
 
さくら:「それって、もしかして・・・・・」 
 
大神:「あぁ、どーやら、父さんは全てを知っていたらしい。俺も霊力を操る身。 
         父さんがその力を持っていても不思議じゃないだろう・・・」 
 
                 −−−以下懐古風景−−− 
 
父が風呂からあがってから間もなく一郎も風呂からあがっていた。 
 
一郎:「ねぇ、父さん。さっきのお風呂での話って・・・・」 
 
父さん:「あぁ、その事は今は忘れてくれと言っただろう?それよりも一緒に寝ようか。」 
 
父はわざと話をそらし、布団に入る。 
 
一郎:「う、うん・・・・本当に久しぶりだよね、一緒に寝るのって。」 
 
一郎はふに落ちなかったが、一緒に寝られるという事に嬉しさが込み上げていた。 
 
父さん:「なぁ、お前には周りの人が見えない”何か”は見えるか?」 
 
父が天井を見上げながらふいに一郎に尋ねた。 
 
一郎:「え?その”何か”って何?今日の父さんは何か変だよ?」 
 
一郎は困惑しながら質問の意図を尋ね返した。 
 
父さん:「(まだ、一郎には”アレ”の力が出ていないのか。このまま出来れば力が出ないままで 
           いて欲しいが、しかし、それでは帝都の運命が・・・・)」 
 
一郎:「ねぇ、父さん!?どーしたの?」 
 
父さん:「あっ?いや、何でもないよ。ちょっと考え事をしていたんだ。」 
 
ふいに一郎の声が聞こえ、はっとする。 
 
一郎:「やっぱり変だよ。大丈夫?病気じゃないの?」 
 
父さん:「いや、本当に何でもないんだ・・・俺はもう寝るからな。」 
 
父は体を一郎から背を向けるとすぐに寝息をたてていた。 
 
一郎:「変な父さん・・・・」 
 
一郎も父の寝息と大きな温かさに身を包まれ、安らかな眠りについた・・・・ 
 
 
  
 
 
  
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