ハロウィン編:後日談



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投稿者: えんかいくん零式 @ slip202-135-63-74.kw.jp.ibm.net on 97/11/16 02:44:52

In Reply to: 帝撃学園:ハロウィン特別編

posted by えんかいくん零式 @ slip202-135-63-74.kw.jp.ibm.net on 97/11/16 02:42:27

学園祭から半月が経ったある日。

帝撃学園を恐怖に陥れた、仮装くん(仮称)は、まだ捕まっていなかった。

今も、生徒が突然、変身させられてしまう事件が頻発していた。


紅蘭   「今度の事件は、うちも本当に反省しとるんや・・・」

大神   「まあまあ、そんなに落ち込まなくても」

すみれ  「しかし、対策会議だというのに、みんな遅いですわね」

さくら  「大神さ〜ん。遅くなりました〜〜〜」

大神   「やあ、さくらくん・・・って・・ああっ!桜の木がこっちに走ってくる」


ずずずっ ずずずずっ


すみれ  「しかも、枝が日本刀をかまえて・・・まさか、あの木は・・・」

さくら  「ここに来る途中、仮装くん(仮称)に撃たれちゃったんです。うううぅ」

カンナ  「泣くなよさくら。あたいなんて、こんな格好だぜ」

しゃーーーーーこ、しゃーーーーーこ

さくら  「カ、カンナさん、私の背中を削らないでください」

カンナ  「ああ、すまねぇ。ついつい」

すみれ  「だ、大工道具・・・」

紅蘭   「名前のダジャレで変身させてる・・・もうムチャクチャやな」

すみれ  「故障の度合いが、どんどんひどくなってるような・・・」

仮装くん(仮称)「故障なんてしてないでしゅ。そんなこと言うひとはこうするでしゅ」

すみれ  「げ!ど、どこから・・・」


ぱしゅん、ぱしゅん、ぱしゅん


すみれ  「く、黒い、真っ黒ですわぁ」

カンナ  「なんでぇ、お前も大工道具じゃないか」

紅蘭   「墨入れ・・・んなアホな」

仮装くん(仮称)「アホではないでしゅ。次は紅蘭さんでしゅ!」

紅蘭   「あわわわわ。う、うちの名前にはダジャレなんてないない!」

仮装くん(仮称)「いくでしゅ!」


ぱしゅん、ぱしゅん、ぱしゅん


紅蘭   「うわあああああああ」


ひらっ ひらっ ひらっ ひらっ


大神   「紅蘭が紙になった・・・これは一体!?」

さくら  「大神さん!書類のそこ、そこですよ!」

さくらが枝先で指差した。


大神   「こ、これは・・・まさか・・・」


紅蘭   「うち備考欄や」