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投稿者:
えんかいくん零式 @ slip202-135-63-74.kw.jp.ibm.net on 97/11/16 02:42:27
帝撃学園生徒会室。
大神 「・・・ということで、すべての部の出し物が決まったんですが・・・」
あやめ先生「大神君ごくろうさま。それに部の代表者のみんなもお疲れさまね。
学園祭まであと何日もないから、みんな頑張ってね」
マリア 「生徒会長、例の企画の話がまだ・・・・」
さくら 「それって・・・ウワサになっている、生徒会主催の仮装パーティーのことですか?」
大神 「ああ、学園祭の日付がちょうどハロウィンと重なったんで、仮装パーティーを企画したんだけど・・・」
マリア 「どうも仮装して参加してくれるノリのいい人達があまりいないようなので・・・」
すみれ 「カンナさん。あなた参加されたらいかが?カボチャの化け物なんてピッタリですのに」
カンナ 「なんだと〜〜」
紅蘭 「まあまあお二人さん。
みなさんお困りのようやなぁ。こんなこともあろうかと、うちがとっておきの発明を用意しておいたでぇ!」
すみれ 「げっ。紅蘭のハツメイ・・・・」
紅蘭 「世紀の発明、仮装くん(仮称)や!!」
仮装くん(仮称)「みなさん。おまたせでしゅ!」
カンナ 「おいおい。なんだこいつ、拳銃をかまえてるじゃないか!」
紅蘭 「えっへん。仮装くん(仮称)の持つこの拳銃こそが、
『撃たれたひとを、勝手に仮装させる』という画期的な発明『仮装銃』や!
仮装くん(仮称)が生徒を撃ちまくって、学園の生徒全員を強制的に仮装させるんや!!」
仮装くん(仮称)「それでわ、さっそくいくでしゅ」
ぱしゅん、ぱしゅん、ぱしゅん
あやめ先生「きゃああああああぁ」
さくら 「あ、あやめ先生が黒いマント姿に仮装を・・・」
大神 「口からキバが・・・まさか・・・・吸血鬼の仮装だ!」
あやめ先生「大神君・・・指を・・・・」
大神 「あ、あやめ先生。どうしたんですか僕の指を見つめて」
あやめ先生「血が・・・・」
大神 「別に指にケガなんてしてませんよ」
あやめ先生「血が欲しいの」
がぶっ!
チュウチュウチュウ
大神 「ぎゃああああぁ。ち、血を吸ってる!!」
カンナ 「お、おい、これって仮装っていうより・・・」
すみれ 「本物に変身してますわね」
仮装くん(仮称)「むふふふふ。びっくりしましか。(ニヤリ)」
カンナ 「しましか・・・って、おい紅蘭こいつ・・・・」
紅蘭 「うーん、なんや故障しとるみたいやな」
仮装くん(仮称)「みんな仮装するでしゅ。もっと、もっと撃ちまくるでしゅ!」
さくら 「こ、これは早く逃げないと!」
すみれ 「お待ちなさい、わたくしも!」
カンナ 「あ、あたいも化け物に変身するのはごめんだぜ!」
マリア 「総員待避!!」
ガタガタガタ
どどどどどどどどどどどどどどどどどどど
紅蘭 「あーあ、だ〜れも居らんようになった」
仮装くん(仮称)「そうでしゅか。みんなこまったちゃんでしね。(ニヤリ)」
紅蘭 「何が『ニヤリ』や。あんたのせいで誰も居なくなったやないか!」
仮装くん(仮称)「・・・っていうか、目の前にまだ一人いるでしゅ。(ニヤリ)」
紅蘭 「げっ!う、うちを見つめて何をニヤニヤと・・・・」
仮装くん(仮称)「覚悟するでしゅ!!」
ぱしゅん、ぱしゅん、ぱしゅん
仮装くん(仮称)「まだまだ弾が余ってるでしゅ。もっと撃ちまくるでしゅぅぅぅぅ!!」
紅蘭 「ま、待つんや〜〜!こら〜〜〜〜!!!」
ごろごろごろ ← 廊下を転がって、仮装くん(仮称)を追いかけるカボチャの紅蘭
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