ニュース23の立花隆、大学劣化について



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投稿者: freeman @ ins14.omiya.dti.ne.jp on 98/1/07 23:56:03

聞いていて、今更ながらと言う感じもするし、「大学だけの問題じゃないだろう」
という気がしました。

但し、少し驚いたのは大学で、不可の生徒を補修するという事です。
ちなみに私が卒業した大学ではその点かなり厳しかったので。
私自身の考えではやり方さえ間違わなければ、絶対悪ではないと思いますけど。

立花氏は他にも、大学の受験科目が減ったとか、このままでいくと、大学の募集人員より、受験生の数が減ってしまうとか言っていましたが、これについては賛意できません。
科目数の多い少ないが受験生の質を測るものではないのは自明だし、寧ろ、科目数が多くなれば、彼自身が指摘していた事ながら、暗記教育を助長する事になるからです。
募集人員の問題は、大学が卒業生に対して求めている能力をしっかり決めていれば、問題ではないと思います。別な言い方をすれば、存在価値のある大学が生き残り、無い大学が消えていくだけの事でしょう。
問題は募集人員よりも大学を卒業した学生の能力こそが問題なのです。

個人の個性を育てる教育を進め、現在のような学校側からの押し付け的な暗記教育をどうにかすべしと言う点は賛同します。

番組の最中でも、今不祥事を起こしている方々の大半が、一流大学での方である事は間違いないと思いますが、これらは彼らだけの責任なのか、日本の教育システムが生み出した産物なのかは大いに論ずるべきところだと思います。

最後に、最初にも書いたとおり、大学に限らず文部省が行ってきた教育システムを全面的に見直すと伴に、それらにあえて従ってきた親を含めた人たちの意識改革も重要だと思われます。