第二幕



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投稿者: 倭寇三勇士 @ tpro1.tky.threewebnet.or.jp on 97/8/30 23:25:38

In Reply to: 第一幕

posted by 倭寇三勇士 @ tpro1.tky.threewebnet.or.jp on 97/8/30 23:22:29

(第二幕)

隠居した元若年寄・蒲田(以下蒲)「話には伺ごうておりました。そなたが名奉行遠山金三郎殿でござるか。」
「いや名奉行とは、こそばいかぎりでございまする。」
蒲「折角の天気でござる。所に篭もらず外でも散歩いたさぬか?」
―――――――――――――――――――――――――――――
町を歩きながら
蒲「儂が奉行だった頃とは、うって変わっての活気。さすがでござる。」
「私のしたことなど大したことではございませぬ。ただ私も生来のゲーム好き、たまたまうまく庶民と嗜好が合致したに過ぎませぬ。」
蒲「いやいや、謙遜せずともよいではないか。」
「はあ、恐れ入りまする。」

蒲「ところででござる。昨今儂の息子達が迷惑をかけているようでござるかな?」
「は!?む、息子達とは。」
蒲「かつてのメガドラ町人はみな儂の息子や娘達のようなものでござるからのう。」
「いや、迷惑などととんでもござらぬ。」
蒲「隠さずともよ良い。このところの争いや諍い、メガドラ町人が絡んでいるのではと言うことは儂の耳にも聞こえてくる。」
「...。」
蒲「ゲームへの思い入れは人一倍強いからのう。決して悪気はないのであるが、気にいらんソフトを見ると、つい口撃をしてしまうのじゃ。」
「かつての私も同じようなものでございまする。」
蒲「あの子達は不幸な境遇なのじゃ。
 サターン町ができるとき、御公儀はメガドラ町も残すと約束していた。しかしいつの間にか反故にされ、サターン町に併合されてしまった。
 それでもメガドラ町人は新天地・サターン町に夢をかけそのまま居残った。しかし発売されるソフトはライトユーザー向けのものばかり、それが悪いというわけではないが、彼らが本当に望んでいるマニア向けのソフトは発売されず、またメガドラ時代のシリーズものもほとんどが打ち切られてしまった。
 すでにサターン町には彼らの居場所はなくなってしまったのじゃ。」
「なんてことでござるか...。」
蒲「その上、あの子達の誇りであったMDという称号も某S社の陰謀によって、今では別のものに乗っ取られてしまった。PS称号も同じ。もはやあの子達の魂はすさんでおる。...、...でも儂にはどうしても解せぬのじゃ。彼らは熱しやすい性格ではあるが、メーカー襲撃などという一線を踏み越えることは考えられんのじゃ。」
「...。」
蒲「まあ儂がかつてメガドラ町奉行だったから愛着が強いと言うこともある。しかしどうしても儂には信じられんのじゃ。遠山殿、信じては頂けぬか。」
「...、...わかり申した。蒲田殿のおっしゃること痛いことわかり申す。」
蒲「おお、流石に遠山殿じゃ。儂の見込んだだけのことはある。」
「しかし、...
カンカンカンカン
御用だ!御用だ!

「な、何事が起きたのであるか!?」

町人A「白昼堂々の襲撃事件だー。」
町人B「今度は萬富麗屋が襲われたらしいぞ。」
町人C「なんでも度重なる発売延期に、とどめの前後編分離発売。業を煮やした不公平粛正組の仕業らしいぞ!」
町人D「犯人の一人が、我ら生粋のセガユーザーをなめるでないぞと言ってたって話よ。」
町人E「あな恐ろしや。触らぬ神に祟りなし。メガドライバーには関わらん方が身のためじゃて。」

・蒲「な、なんてことだ。」