新流通システム(中古とうまく付き合う方法)



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投稿者: STONE @ 202.250.124.67 on 98/4/23 14:15:48

今中古を禁止にしてどこが得をするのか
それは、ハードメーカーと、大手ソフトメーカーではないでしょうか。
販売枚数が増加すれば当然ハードメーカへのロイヤリティが増える。また大手メーカーは大量流通による中古の大量流通は避けることができる。だから某どっかのメーカーは執拗に中古廃止を強制するし、どっかの協会は中古撲滅運動をやったりする。でもその協会に入れないような多くのメーカーは中古の廃止を喜んでいるかというとそうでもない。中古が廃止されることによってユーザーのソフト選択がより激しくなり、宣伝力の弱い中小メーカーはいっそうの負担を強いられることになる。小売店も厳しくなるし、ユーザーの利益なんてあったもんじゃない。
中古の廃止は、ゲーム業界のためでなく自分たちさえよければ良いという企業のエゴイズムに基づくものだと思う。
そこで新流通システムの提案。
中古は各発売元のメーカーが買い取り、販売する。
当然それは不可能なので小売店に、買い取り、販売を代行してもらう、そのロイヤリティとしてメーカーは小売店に取引額の10%を払う。これによりソフトメーカーは中古流通によって利益が得られるし、小売店も在庫のリスクを負うことなく副収入が得られる。またユーザーも中古を安心して売り買いできる。
問題点は価格設定の独占がおこりうることだが、当然すべての小売店がそれに協賛することはありえないので、それらの店との競争によって適切な価格が維持されるとおもわれる。
もう一つはハードメーカーに利益が入らないということだが、これは自分さえよければ良いのか、業界全体が良ければいいのか、良心の問題でしょう。
またメーカーが発売したソフトへの責任を持つという意味でも、意味のあることだと思います。
メーカー、バイヤー、ユーザーすべてに利益があるシステムそれがゲーム業界の発展を促すのではないでしょうか。