Re: エンディングについて(長文かも?)



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投稿者: ぱうわう/関根賢治 @ cse5-19.machida.mbn.or.jp on 98/2/11 15:12:59

In Reply to: Re: 読んでいただきありがとうございます(また長文)

posted by Birdie @ mx-yok220.raidway.or.jp on 98/2/09 06:36:25

Birdieさん、こんにちは。
とても、いい意見ありがとうございます。

> > オープン・エンディングってどういうモノですか?(^^;
>
> ごめんなさい、説明が足りませんでした。簡単に説明すると、
> 物語の結末が明確ではないと言うことです。この反対にあるのが、
> クローズ・エンディングで、例えば、「主人公は死んだ」とか、「幸福になった」とか、
> 一応はっきりとした結末が出ています。RPGのシナリオ風に説明すると、
> クローズ・エンディングでは、「主人公は、魔王を倒し、世界には平和が戻った。
> 主人公は英雄としてみんなに迎えられた」となり、オープン・エンディングでは、
> 「主人公は魔王を倒し、世界には平和が戻った。
> しかし、その戦いの後、主人公の姿を見たものはいなかった」となると言えば分かりますか(^^。
> 後者では、主人公が魔王と相打ちになったのか、勝ったが何らかの理由で姿を隠したのか、
> 分からないわけです。プレイヤーの想像力に委ねられているとも言えるのですが、
> 実際には結末に行く間での過程にヒントがあることが多く、ある種の分析力が必要とされます。
> ただ、そこまでAZELの分析力が必要だとは言いませんが(^^

私は、AZELの結末が明確でないとは思いません。
オープニングをはじめとして、作品中に、たくさんの複線が張られていますから、
見過ごしていなければ、結末は理解できる範囲にあると思います。

まず、オープニングで、エッジは、ツァスタバに撃たれて、下に落ちてしまいます。
ここで、エッジは、一度死んでいるのだと思います。

というのは、ツァスタバの玉が急所を外れていたとしても、
地下遺跡の水の中にいる時間が、かなり長いと感じるのと、
この次の、白い玉(絶対の客人=プレイヤーの魂)がふわふわと降りてくるシーンで、
この魂がエッジに入りこむまでエッジは動かないためです。

(ここは、名前を入力するところですね。)

(ちなみに、この地下遺跡は、シェルクーフの片割れです。
AZELは、シェルクーフの中に眠っていたのです、というのは、お気付きですよね。)

死んだエッジのからだに、プレイヤー(絶対の客人=自分)の魂が宿って、
物語が始まると言う設定なんだと思います。

だから、これ以降は、台詞が日本語になります。

物語の途中で、AZELに「何故、ドラゴンが扱える?」と質問されるシーンがありますが、
身体はエッジでも、魂はプレイヤー(絶対の客人)ですからドラゴンが扱えるということですよね。

エッジ自身は、普通のパンツァー世界の住人なのだと、私は考えています。
絶対の客人を宿す資質はあったと思いますが、ドラゴンが扱えるほどの
資質ではないと思います。

そして、エンディングで、エッジからプレイヤーの魂が抜けた時点で
エッジは本当に死んだことになるんだと思います。
「ありがとう、そしてすまない」という、言葉の真意がこれです。

この後、再び台詞がパンツァー語になってしまいます。

そんな真相を知らないガッシュの姿も悲しかったし、
エッジを探しに行くAZELは、もっと悲しいかったです、、、

攻性生物の寿命というのがわからないけど、
塔の中の生物のことを考えると、人間よりもはるかに長そうですよね。

AZELは、あのまま、生きていくんだろうか、と考えると、
(AZELも、攻性生物だから)
エッジを送る際の生き生きとした様子を見ているだけに、胸が痛いです、、、

彼女は、なまじ人間型生物なだけに
(「インプリントが済んでいない」と言うことも関係しているかもしれません)
人間との関り合っているうちに、感情を持ちはじめ、
自分とは何かと、客観的に考えるようになる。
こんな部分は多くのヒューマノイドタイプが出てくるSFの定番なのですが
与えられた使命を遂行するのではなく、自分で判断(塔の裁量を任されている)
し、塔を破壊しています。

AZELが旧世紀人によって作られた当初の目的は、ただ、単に
「塔の鍵」と言う道具だったはずです。

彼女がインプリントの済んでいないヒューマノイドタイプであるがゆえに
塔をどうするか自分で判断してしまう、そういうものに成長(と言えるかどうか疑問ですが)
したのが、旧世紀人の意図したものではないと思いますが、
これが、物語のポイントなのでしょう。

塔を破壊することが正しいと、AZELが判断したのか、
あるいは、新世紀人が望んでるとAZELが判断したのか、
(少なくとも、AZELに最後に接触していた人々は、塔の破壊を望んでいた)
双方かも知れませんが、塔を破壊するに至っています。

新世紀人が望んでるから、AZELは塔を破壊したのだとすると、
やはり、彼女は「道具」になってしまうし、
塔の破壊の是非を新世紀人に任せたということになるのでしょうか。

もっと、推測すると、彼女の意思を動かす力量が新世紀人にあるかどうかも
試されたのでは、、とも考えられます。

私としては、塔を破壊して、人間だけの力で、世界を再生させることができるのか、、
(私は、攻性生物の寿命を考えると、人間の方が力尽きてしまうのではと言う懸念)

そんなところも、もう、やり切れなくて、、

いま、もう一度エンディング見ましたけど、
辛くて、胸が痛いです、、、。

私は、立ち直るのに、時間がかかりそうです。

なんにせよ、「AZEL」は奥の深いゲームです、こんなゲームに出会えたことを
幸せに思っています。