真・サクラ大戦2第三話中編



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投稿者: 絶対有敵 @ koto.nsu.ac.jp on 97/12/17 11:32:37

In Reply to: 真・サクラ大戦2第三話前編

posted by 絶対有敵 @ koto.nsu.ac.jp on 97/12/17 10:00:45

品川(お台場ではありません^^)・・・・・・
住民:「きゃあああああ・・・・・・」
市民:「た、たすけてくれ!!」
朱の安曇:「あははははは!!!ほらほら、逃げな逃げな!!楽しいねえ!!」
大神:「そこまでだ!!黒鬼会!!」

ボボン!!
花組アンドTRJ:「帝国華撃團、参上!!」
安曇:「あはん!?出てきたわね。だけど、この朱の安曇(あけのあずみ)に
勝てると思ってんのかい!?」
大神:「いくぞ!すみれくん、紅蘭は右翼を、マリア、カンナは左翼を。
梓、アイリスは後方からの援護、さくらくんと俺は中央。
直那と紫苑は遊撃隊になってくれ!」
隊員:「了解!!」

紫苑:「雑魚が!消えろ!レイススマッシャー!!」
ヒュオオオンン!龍弐の肩部から円盤状の物体が出る!
バリバリバリ!!
すみれ:「あら?なかなかやりますわね。」
紫苑:「お褒めに預かり光栄です、レディ。」
すみれ:「あらあら、先ほどとは別人ですわね。」
紫苑:「あんな馬鹿と一緒にしないでもらっては迷惑ですね。」
紅蘭:「なにしてんのや!?戦闘中に?」
紫苑:「おっと!まあ、天才にはこれくらいで丁度いいものだ。」
すみれ:「ほほほ!その通りですわ!このような輩、わたくしたちの
引き立て役にこそふさわしいですわ!」
紅蘭:「・・・・アカン。ダブル高飛車さまや。」

マリア:「スネグーラチカ!!」
カンナ:「よっしゃあ!おらおらおら!死にたくなければ、去りな!」

梓:「念動弓・雷神閃空!」
脇侍:「グオオオオ!!」
バキッ!!
梓:「キャッ!」
アイリス:「イリス・アンカルシア!」
脇侍:「グボ!!」
梓:「助かったわ!ありがとう、アイリス。」
アイリス:「えへへへ、アイリス強いでしょ!」

大神:「狼虎滅却・快刀乱麻!!」
さくら:「破邪剣征・百花繚乱!!」

スオオオオオオンンン!!

大神:「よし!あらかた倒したな!」

直那:「てぇりゃああああ!!!」
どかっっっっん!!
直那:「よっしゃ!あとはてめえだけだぜ!!」
安曇:「あははは!あたしに勝てると思うのかい!?笑わせんじゃないよ!」
直那:「ほざけ!天空拳・断空・・・・・」
少女:「きゃっ!!」
バタ!
直那:「なに!?ん、な、なんだ!?手が、手が動かない!?」
安曇:「もらったあああ!!」
カッ!ゴワアアアアアアオオオオン!!
直那:「なに!?ぐわあああああああああ!!!!」
大神:「直那!?直那!!」
梓:「直那くん!?」

見ると、無残にも龍壱は大破していた・・・・・・・・
直那:「チ、ちくしょう・・・・・・・・ウッ!」
大神:「直那!しっかりしろ!直那!!」
安曇:「まあ、今日の所はこれで引いてあげるよ!だが次はこうはいかないからね!」
ヒュン!

数時間後・・・・・

カンナ:「どうだい?」
梓:「体を強く打ったけど、命に別状はありません。でもあばらが二本、
左腕も折れてるわ。」
直那:「う・・・・・・」
アイリス:「あ、気がついたよ!」
直那:「あ、ここは・・・・・・痛!!」
紅蘭:「直那はん、大丈夫か?」
直那:「お、俺は・・・・・」
さくら:「直那さん。直那さん品川の戦闘で倒れたんですよ。」
直那:「そうか・・・・・奴は?」
大神:「とりあえずは引いた。しかしまた来るな・・・・・」
紫苑:「まったく、子供の声に気を取られ、敵を逃がすとは・・・・・
TRJチーム失格だな・・・・・」
直那:「んだと!?いててて!!」
梓:「駄目よ。まだ動いちゃ。」
マリア:「どうしたんですか!?あの時に攻撃を止めるなんて!」
大神:「マ、マリア落ち着け。」
直那:「・・・・・・・・・・・・」
梓:「・・・・みなさん。とりあえず出ましょう。
・・・・・直那くん、お大事にね・・・・」

バタン。

直那:「・・・・・・俺は、俺は・・・・・・・」

支配人室・・・・・・・
米田:「そうか・・・・・・」
梓:「やはり「あの時」のことでああなったのでしょうか。」
米田:「そうかもしれねえ・・・・・・だがあれはあいつ自身の問題だ・・・」
梓:「そうですね・・・・・」

テラス・・・・・・・・
大神:「やれやれ、見まわりも楽じゃない・・・・・あれ?あそこにいるのは・・」
直那:「・・・・・・・・・・・」
大神:「直那・・・・・」
直那:「あ、隊長・・・・・」
大神:「駄目じゃないか!休んでなきゃ。」
直那:「・・・・・・・隊長。」
大神:「なんだい?」
直那:「俺はここに来る前、帝国華撃團・星組で戦っていたときがあったんだ・・・」
大神:「星組!?そんな組聞いた事ないぞ!」
直那:「無理もないさ。星組の作戦活動はヨーロッパだったんだからな・・・・」
大神:「・・・・・・・・・」
直那:「・・・・俺はその時、「正義のため」と言って、剣を振るっていた・・・
俺の手で平和を勝ち取る、みんなを守る・・・・と誓っていた・・・・・」
大神:「・・・・・・・・・・・・・」
直那:「だが!俺はある戦いで、年端も行かない少女を殺してしまった・・・・
何の罪もない娘なのに!結局おれは「平和を守る」と言いながら女の子一人守れなかった・・」
大神:「・・・・・・・・」
直那:「それ以来あのことを思うと、右手が動かなくなる・・・・
だから、あの時手が動かなくなってしまったんだ・・・・・」
大神:「・・・・そうだったのか。」
直那:「情けねえよな・・・・・・紫苑の言う通り俺はTRJチーム失格だ・・・」
大神:「・・・・・それは違うぞ!!」
直那:「え!?」
大神:「確かに君はその時、少女を守れなかった・・・・・だが!それをくりかえさな
い為にここに来たんだろ!!」
直那:「隊長・・・・・・・」
大神:「自分の事、情けないなんて言うなよ!君は君自身の「力」を信じて
戦えばいい。その為の龍壱だろ?」
直那:「隊長・・・・・」
大神:「さあ!もう休め!このままだと体に毒だぞ!」
直那:「・・・・・・・・・ああ。そうする・・・」
大神:「それじゃ・・・・・」

カツカツカツ・・・・・・

直那:「・・・・・俺自身の力・・・・・」