真・サクラ大戦2第二話前編



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投稿者: 絶対有敵 @ koto.nsu.ac.jp on 97/12/15 10:29:03

♪切り裂いた、闇が吠え、震える帝都に〜っと「激!帝国華撃団」で始まった
第二話。さてさてどうなるか!?
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真・サクラ大戦2第二話「敵の名は黒鬼会!?」前編

さくら:「オンドレ様!わたくしとお逃げくださいませ!」
マリア:「使命も部下も捨てて、貴女と逃げ出す私など、もはや私ではない・・・・
そんな私を貴女は愛せるのか?」
さくら:「オンドレ様〜!!」

五月・・・帝劇では公演「愛ゆえに」が始まっていた・・・・・・・
あの上野公園の事件から一月が経とうとしていた・・・

紅蘭:「いや〜大神はん、さくらはん気合はいってんなあ。」
大神:「そうだな。一年前とは比べ物にならないくらい輝いているな・・・・」
紅蘭:「へ〜大神はんやっぱりさくらはんと・・・・」
大神:「な、なんだよ・・・俺はただ・・・あれ?梓と直那は?」
アイリス:「梓お姉ちゃんと直那お兄ちゃんなら、支配人室に行ったよ。」
大神:「2人が支配人室に?何なんだ・・・・」

米田:「ふむ。まだ遅れそうか・・・・・・」
梓:「はい。龍弐(りゅうに)の再調整にはまだ時間がかかりそうです。」
直那:「敵が来るのにじれってえなあ。なんとかならねえのか?」
梓:「無理よ。私たちの二機と違って調整が難しいんだから、慎重にしないと。」
直那:「それもそうだな。それと敵の情報なんだがよ・・・・」

コン、コン。
米田:「どうやら大神らしいな。まだおめえらのこと信用できねえんじゃねえのか?」
梓:「そんなことありません!!一郎くんが疑うなんて・・・・・」
直那:「まあまあ。それは落ち着いてからしようぜ。」
大神:「失礼します。」

カチャ。

大神:「2人ともここにいたのか。長官、先月の事件なんですけど・・・・・」
米田:「ああ、そのことを2人と話してた所だ。」
梓:「ちょうどよかったわ。先月上野に出た脇侍なんだけど、明らかに
黒之巣会の脇侍と違うわ。」
大神:「え!?梓、どうして黒之巣会のことを・・・・」
直那:「当たり前じゃん。「敵を知り己知って百戦危うからず」兵法の基本だぜ。」
大神:「ああ、そうか。それで梓。違うってどこが?」
梓:「まず設計面からして違うわ。外見だけ似せて、中身は別物よ。
多分黒之巣会の記憶が帝都の人々の頭の中に残ってるから、意識的に恐怖感を
増幅させるわ。」
直那:「敵も考えたな・・・・・・まず恐怖心を煽る作戦か。」
大神:「敵は一体何者なんでしょうか?」
直那:「ま、すぐ考えられるのは黒之巣会の残党ってとこかな?」
米田:「わからん。まだ情報が少なすぎるからな。とにかく警戒が必要だな。」
大神:「はい!」