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投稿者:
Mystique @ sotaro-mizoguchi.umeres.maine.edu on 98/3/17 14:00:34
In Reply to: 今ベース66MHzのPetnium2で組むメリットは?
posted by Tiamat @ p01-dn01niihigasi.niigata.ocn.ne.jp on 98/3/17 12:15:27
そもそも、Pentium IIマシンは外部クロックアップにおける恩恵が
少ないのではなく、内部クロックアップによる恩恵が大きいのです。
これは常に内部クロックの半分の速度で同期するL-2キャッシュに
依るものなのですが。
266MHzのP55CとP2を比べてみますと、L-1キャッシュは32KBで同じ、
32KBまでのプログラムサイズならアクセスタイミングは一緒だと
仮定します。
L-2キャッシュになると、これが一転します。 現行のSocket7では
66MHzで同期しますが、Slot1では内部クロックの半分の133MHz
ですよね。 最近のSocket7基板は全て512KBのL-2キャッシュ、
P2もファミコンカセット内に512KBのキャッシュを持っていますから、
512KBまでのプログラムサイズでは、P2が二倍のメモリー性能を
持つ事になります。
外部100MHzになると、Socket7アーキテクチャではL-2キャッシュの
アクセスも100MHzになりますので、この部分での速度向上は単純に
1.5倍ですよね。 P2の場合はどうかと言うと、最低の233MHz版でも
L-2キャッシュへのアクセス速度は100MHz以上なのです。 つまり、
512KBまでのプログラムサイズなら、外部クロックの遅さを十分に
L-2キャッシュでカバー出来るので、ここが遅かろうが速かろうが
あまりその差を感じる事が出来ないのではと思います。
では何故外部100MHz化が必要とされているのかと言うと、それは
AGPの為だと思います。 ご存知の通り、現行の64bit/66MHzの場合の
帯域は528MB/sec。 これはAGP*2モードと同一です。 もしAGPが
*2モードで帯域を一杯に使うと、他の処理に手が回りません。
ですから現行の440LX基板ではAGP*2モードでも最大の528MB/secの
転送レートは出ないと思います。
外部100MHz化によって、メモリー帯域は800MB/secになります。
こうなるとAGP*2モードでAGPがフル稼動しても、まだ250MB/sec以上の
帯域が余りますので、十分他の処理に手が回るという事だと思います。
長々となってしまって申し訳ありませんが、今440LXを選ぶメリットは
安いという事だと思います。 自分もつい最近巷では人気があると
言われているABIT社のLX-6を買いましたが、たった$128.00… ちょっと
前までは考えられない価格です。 440BX基板が出てくるという情報で
440LX基板の価格が一気に下がったようです。
また、現在のSDRAMでINTELのPC-100規格をクリアしている者は殆ど
ありません。 ようやく最近品が出てきたようですが、価格がまだ
高いようです。 ですから、440LXにしておけば少なくとも現在
出回っている物で十分だという事です。
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