続けますか?弓道・・・



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投稿者: joker @ pppa457.kyoto-inet.or.jp on 98/1/27 01:43:43

In Reply to: Re: 礼儀以前の問題で

posted by north-k @ d33.yok-tnt01.nisiq.net on 98/1/27 00:47:32

せっかくですから弓道について話させて下さい。
大学のリーグ制などについてはすいませんが詳しいことは分かりません。
(大学の部には入らなかったもんで,ただ説明を聞きに行った限りでは
うちの大学は「リーグでは良い位置にいるが練習は厳しくない」とのことでした)

先ほどは偉そうなことをいってしまいましたが,
僕はこの2年ほど道場に行っていません(やめたつもりもありませんが)。
大学2年までは個人で弓道会に所属して,道場に通っていました。
(そう言えば大学の部に入らなかった理由にはひき方が違うのを
強要されるのが耐え難かったというのもありました。)
しかし,段審査や稽古の風景への抵抗感から
(それとバイトの都合もありましたが)稽古には行かなくなりました。
この春大学を卒業したら地元に帰るので,また引こうかと思ってはいますが。

僕は高校から始めてはいましたが,受験のためのブランクがあったので,
大学入学当初にはかなりなまっていました。
信頼できる老先生の指導する会に入って,稽古していましたが,
「高校ではそれで良かったかもしれないが,そんなにはやくてはいけない」
と注意を受け続け,高校の時はこんなじゃ無かったのにと思いつつ,
自分の不甲斐なさが情けなく思っていました。
審査を受ける方が目標ができて良いと進められましたが,
審査が近くなる度に大きな問題を棚上げにして,
目先の目標を優先させる練習になってしまうのがいやだったし,
試合で活躍している選手には審査が甘いなどというのを見てると,
なんか力が抜けてしまって(三段は当たらないとだめとか)。
「大学デビューのくせに」と思ってしまう自分もまだまだ修練が
足りないのでが,審査の時なども周りの人の態度の悪さにうんざりでした。

それは何も大学弓道がいけないとか,競技弓道がいけないとかの問題ではなく,
その環境で弓道をしてても「楽しい」とは感じられなくなってしまったのです。

高校の時のお師匠は,学校の先生で,教本に書いてあるような理論ではなく,
実際に弓を引くことを通して,弓の楽しさを教えていただきました。
当たったからうれしいとか,試合に勝ったから楽しいとかそういうのじゃなく,
ただ弓を引いてること自体が楽しいものであると感じました。

教本とかの重要性を否定する訳ではありませんが,
形骸化した礼儀は弓道の目差すところでは無いと思います。
しかし,そういうモノが弓道会(界かな?)には蔓延しています。
先生方にも派閥はありますし,形ばかりの謙遜,残身をきちんと取らないなど。
脅かす訳ではありませんが,これからも続けられるなら,
それなりの覚悟と,幸運な巡り合わせが必要だと思います。

学生時代の思い出に弓道をなされたのなら
最後の最後でいやな思いをされた,ということになりますが,
これからも時間を見つけて続けられるのなら,
このことも一経過地点での出来事でしょう。
ゆったりと構えて,長い道を歩いていきませんか。