![]() ![]() 投稿者: ditto @ tpro1.tky.3web.ne.jp on 97/12/14 00:25:29
In Reply to: 第二幕
(第三幕) 金「やいやいやいやいやい!そろいもそろって、往生際の悪い連中め!」 悪人「?」 金「悪事千里を走るという。てめえらの悪事、この!うりゃ、パチパチパチパチッ、うりゃ、パチパチパチパチッ。」 悪人「!」 金「このパチパチパンチが全てお見通しよ!観念しやがれってんだい!」 悪人「どっっしゃえー あ、あの時の!」 ゲ金「って、ま、まさか?...ね(-_-;。」 源「ま、...が、元気そうで何よりだな。」 ゲ金「仕事の邪魔して悪いねえ。また、今度ゆっくり酒でも飲もうや。」 源「ああ、いつでも誘っとくんな。」 ゲ金「えーと、最後はお律の所だな。そこいけば一通りの挨拶は終わるな。」 平「お律かあ...、先日行ったら社員旅行とか言って留守だったけどな。」 ゲ金「社員旅行!?」 平「よくは知らねえが、いねえことが多いんだよ。ソフト屋を続けるかどうかで悩んでいたみてえだったけどな。」 ゲ金「親分よう。そう言うときはちゃんと相談に乗ってやりなよ。」 平「のったさ。早まるんじゃねえって。...まあ、あんまし納得した様子じゃなかったけど。」 ゲ金「そうかい。...とにかく、行ってみるか。」 ――――――――――――――――――――――――――――― お律の店。やはり閉まっていて人気(ヒトケ)がない。表戸には前と同じ、『社員旅行のため年内休業します。』の張り紙が、木枯らしに吹かれて半分破れ気味ではあるが、相変わらず張ったままだ。 ゲ金「...いねえようだな。」 平「まったく心配かけやがる。何処いっちまったんだよ。」 ゲ金「本職(作者注:ねずみのことです)に戻ったのかな?」 平「なんでい、それは?」 ゲ金「い、いや 飲食店でもやろうかな..て、言ってたのを思い出したのよ(^_^;」 平「ほんとかよ!」 ハチ「しかし、それじゃ寂しいでやすね。いくら、最近あんまし売れ行きが良くねえとはいえ、あっしらの憩いの場でもあったでやすからね。」 平「おめえがもっとソフトを買ってやりゃ良かったんだよ。」 ハチ「親分こそ、ほとんど買ってなかったじゃありやせんか。」 平「なんだとう!おれはな、買いたいソフトがあればだな...。」 ゲ金「まあ、二人ともよさねえかい。」 ハチ「それにしても、お朗先生も最近あっちこっち出かけているようで、顔見ないでやすね。ホント、男ばっかしで色気ないでやすよ。」 平「それは俺の台詞でい!」 ゲ金「まあ、使えねえ奴ばかりが残ったって事かな。」 平「へ!?」 ![]() ![]() |