投稿者: 遠山金三郎 @ tproxy.tky.threewebnet.or.jp on 97/8/03 23:52:28
In Reply to: 第一幕A
(第二幕) ゲ金「霧が出てきやがった。」 朗「まずいわね。先の道がよく見えなくなってきてる。それにこんな道、地図にはないわ。」 ゲ金「迷ちまったか..。」 朗「せっかく、ここまで来たのに。」 ゲ金「(゜_゜ ) ( ゜_゜)...(◎-◎;)、あんなところに屋敷が!?」 朗「えっ!まさか鬼の屋敷じゃあ...。」 用心しながら二人は屋敷の前までたどり着いた。 朗「この頑丈な門、とても人間の力じゃ開きそうにないわね。」 汝らに問う。汝、我を退治に来たのか? 朗「まさか鬼の声!?」 ゲ金「違う、話を聞きに来ただけだ!」 信用はできんな 朗「お願い信じて!私たちは唯さんに頼まれて貴方を探しに来たの。貴方、長五郎さんでしょ!」 な、なに唯に! 朗「や、やっぱり!」 し、知らん。それに長五郎などという人物はもう死んだ! 朗「妹さんに会いたくないの!?」 ゲ金「頼む。ここを開けてくれねえと出来る話も出来ねえ。」 ...その目は嘘をついているような目じゃないな。よかろう。 轟音とともに、強大な門が開いた。 館の奥深くに鬼は座っていた。確かにでかい、身のたけ一丈はあるようだ。 その風貌は民話に聞く通りだった。しかし、態度や仕草は人と変わりがない。 鬼(いや長五郎・以下長)「唯は元気か?」 朗「やっぱり、あなた長五郎さんね。」 ゲ金「ああ元気だ。親父さんと共にあんたの帰りを待ってる。」 長「ああ唯!会いたい我が最愛の妹よ。...でもこんな姿になっちまったんじゃ...、どうすりゃいいんだ。」 ゲ金「一体、この一年の間に何があったのか、話ちゃくれないか。」 そして、長五郎の口から語られた言葉は...。
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