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投稿者:
KIM @ prsv3.stu.hirosaki-u.ac.jp on 98/2/03 15:08:10
In Reply to: Re: TV接続は大前提。でもPC用モニターにもつなげれば
posted by KiRYU @ 159.153.12.194 on 98/2/03 13:46:57
実はこれ、コスト面を考えると意外と厳しいんですよね。
家庭向けである以上TV対応は必須ですが、
TVに映す以上、水平同期周波数15kHzを確保しなければなりません。
一方、縦480ドット・ノンインターレースの画面は31kHzが要求されます。
パソコン用モニターならこれ(31kHz)が映せるんですが、TVでは無理。
インターレースなら15kHzでもできますが・・・
だったら元の映像出力を31kHzにして、ゲーム機に31kHz→15kHzの
コンバータを内蔵すればTVとパソコン用モニタ両方映せていいじゃん、
という考えになりますが、
実は、このコンバータが高いんですよ。(値段が)
けっこう以前から「パソコンの画面をTVに映すコンバータ」
ってのが売られていますが、コイツらけっこう高いですよね。
(単独の製品ということを考えても)
これは実際に、アップスキャンコンバータよりも構造が複雑だからです。
実はこういうモノを内蔵した家庭向けマシンがなかったこともありません。
それはTOWNS互換の"TOWNS MARTY"というマシンでした。
コレは元であるTOWNSと同じに640×480ドットの画面を持っており、
それを内蔵のコンバータで15kHzにしてTVに映していました。
もちろん、TVに映すのですから小さい文字は見えづらかったのも事実ですが。
・・・でも値段は99800円もしました。
まぁ、一応32ビットCPU使っていましたし、パソコンから見れば安かったんですが、
コレじゃ売れないでしょう(^^;(実際売れませんでした)
ちなみに、同時期に出た(同じコンバータを使っていると思われる)TOWNS
の画面をTVに映す「TV出力ユニット」が5万数千円したと記憶しています。
こんな感じですので、少しでも安い方がいいゲーム機にとって
こういう仕様はコスト的に厳しいんですね。理想ではあるんですが。
でも逆に、ゲーム機みたいなたくさん出る(ハズの)モノに使われれば
そのぶん安くできるのでは?という気もします。
そんなわけなので、もしセガの次のマシンがこういう仕様になったら
私は人並み以上に拍手を送りたいですね。
逆にいえば、そうならなくても、ある意味仕方がないってことです。
ちょっと長くなってしまいましたね。もし不明なところがあったらすみません。
ではで。
KIM
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