コマンド
xwd
ウィンドウの画像をダンプする
xwd は画面のスクリーンショットを取得するプログラムである。
として、ダンプしたいウィンドウでマウスをクリックすると、sample.wd にウィンドウの画像データが入る。それを表示するには xwud、xv、display などを使う (xv で表示すると全体の色がおかしくなることがある)。画像を web 上に置きたい場合は、convert コマンドで、
% convert sample.wd sample.gif
と、GIF に変換しておくとよい。
-add 数字 各ピクセルに指定の数を加える (全体にマスクをかける)
-frame 選択したウィンドウのフレーム (ウィンドウマネージャが付ける枠やタイトル) もダンプする
-name windowname 指定したウィンドウ (ウィンドウのタイトル名) をダンプする
-root 画面全体をダンプする
-id リソース ID を指定する。
例えばあるプログラムのプルダウンメニューを開いているスクリーンショットを取りたいとしよう。プルダウンメニューを開くにはマウスをそのウィンドウ上に持っていく必要がある。しかしそうすると端末上で xwd コマンドを実行できない。端末にマウスポインタを持っていくとプルダウンメニューが閉じてしまう。
そういう場合は xwininfo でリソース ID を調べる。
% xwininfo
(リソース ID を調べたいウィンドウをクリック)
xwininfo: Window id: 0x1c00025 "program name"
あとは数秒後に xwd を実行するようにして、その間にプルダウンメニューを開けば OK。
% sleep 5; xwd -id 0x1c00025 > program.wd