UNIX/Linuxの部屋 fromコマンドの使い方

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コマンド from 到着したメールの覧を表示 このエントリーをはてなブックマークに追加

最終更新


from コマンドは未読メールの一覧を表示するコマンドである。プログラム自体は単純で、メールスプール (/var/mail/$USER) を読み込み、From: ヘッダの行を表示するだけである。なお、POP や IMAP のように、他のサーバにメールスプールがある状況には対応していない。

from コマンドの基本的な使い方
from コマンドを実行すると、メールスプールにあるメールの一覧を表示する。
% from
From foo@example.co.jp Sat Jun 24 12:57:21 2005
From bar@mail.example.net Sat Jun 25 09:27:08 2005
From bar@mail.example.net Sat Jun 25 23:57:44 2005

from コマンドに -c オプションをつけると、メール数を表示する。
% from -c
There are 3 messages in your incoming mailbox.

from コマンドの便利な使い方
今どきはメールをコマンドラインから読むことはあまりないが、当ページ管理人としては cron の起動結果を確認するのに便利な気がする。

オプション
-f メールスプールを指定する。デフォルトは /var/mail/$USER

from コマンドをインストールするには
from コマンドは 1979年リリースの 3BSD で実装されたものであるので、後継の FreeBSD・NetBSD・OpenBSD や、Solaris で標準コマンドとなっている (Solaris は元は BSD 系。その後 SysV 系)。なぜか HP-UX にもある。

Linux では標準コマンドではないが、mailutils パッケージをインストールするのが簡単だろう。

関連コマンド
>> FreeBSDオンラインマニュアル(man) FreeBSD from(1)