UNIX/Linuxの部屋 compressコマンドの使い方

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コマンド compress ファイルを圧縮する このエントリーをはてなブックマークに追加

圧縮ファイル名は元ファイル名の最後に .Z を付けたもの。昔はよく使われていたが、今はより圧縮率の高い gzip や bzip2 があるので、特に理由がないなら gzip を使う方がよい。

ただし一部の商用 UNIX では gzip コマンドが標準で入っていないため、泣く泣く compress を使うことはよくある。また、圧縮率が悪いが動作は速いので、目的に応じて使い分けよう。

オプション
-c 圧縮結果を標準出力に書き出す。ファイル操作は行なわれない。
-f 圧縮ファイルが元ファイルより大きくなっても強制的に圧縮ファイルを作る
-v 圧縮率を表示

% ls -l file.txt
-rw-r--r-- 1 zxr400 zxr400 34473 Oct 26 21:36 file.txt
% compress file.txt
⇒ file.txt を圧縮する。
% ls -l func.html.Z
-rw-r--r-- 1 zxr400 zxr400 14796 Oct 26 21:36 file.txt.Z
⇒ file.txt は削除され、file.txt.Z が生成される。ファイルサイズは 40% ほどになった。
% ls -l file.txt
-rw-r--r-- 1 zxr400 zxr400 34473 Oct 26 21:36 file.txt

% compress -c file.txt > file.txt.Z
⇒ 元の file.txt を残しておきたい場合は -c を使うとよい

少なくとも Linux においては compress は標準配布物ではなく、ncompress パッケージを別途インストールする必要がある。

他の圧縮・伸長コマンドや、マルチコア対応版については下記項目を参照のこと。
>> Solaris10オンラインマニュアル(man) Solaris10 compress(1)
>> FreeBSDオンラインマニュアル(man) FreeBSD compress(1)