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投稿者:
虚無僧三郎太 @ tproxy.tky.threewebnet.or.jp on 97/5/26 00:11:14
私もリアルタイムで聞いていたわけではないので、偉そうなことは言えないが、。
プログレって一体何だったの?と言われれば、それは分類好きの日本人が勝手にcategorizeしただけと言えるかも知れない。俗に5大バンドといってもPink Floydは、Psychedelicバンドと言った方が良いかも知れないし、Soft Machineが入っていないのはおかしいという英国人もいるかもしれない。つまるところ60年代後半以降に日本に紹介されたバンドのうち、ある共通性を日本人感覚で見いだいして、プログレと呼んだだけである。
ではその共通性とは何か、それはメロトロンの音色なのだ。この楽器の登場により、英国ロックは技術的に格段進歩した。そしてその共通的な音色を持つバンドを日本でプログレと呼んだのである。メロトロンを最初に使ったのは、Moody Bluesだったが、有名にしたのはKing Crimsonだ。
しかしレコーディング技術が進み、メロトロンとの調和が保てなくなる70年後半頃からプログレは衰退していった。また素人でも簡単に複雑な音色を出せるようなってくると、特にキーボードの演奏テクニックの差は目立たなくなっていってしまい、プログレもその優位性を失ってしまっていったのである。
今のプログレは何か。私に言わせれば、ただの懐古趣味に過ぎない。もしいまプログレといわれるバンドがいたら、それは過去の模倣をしているだけだ。進歩を忘れたプログレはプログレにあらず。
偉そうなことを言ってすいません。
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