前ページの中古問題に対する考察



[ このメッセージへの返事 ] [ 返事を書く ] [ home.html ]



投稿者: ぽん @ 194.170.168.15 on 98/5/21 13:58:47

ひとつひとつの問題に考察してみました。
ユーザーで中古がメリットなのは当たり前なので、メーカー、ユーザーの
お金の出入りを考えてみました。

> > まぁ中古が無くなることによりソフトメーカの利益が増えると言う浅読みはどうなんでしょ。
> > どう考えても子供達の資金源をくい止めてゲームを売れないようにしてるだけだと思うけど。
>
> 子供たちが中古で一本買っても、メーカーにとっては売れてないのと同じ。

中古に売ることをあてにして、新品を買う子供達の存在を忘れてない?
> 話題作を早く解いて友だちに自慢するしたりとかね。
> 中古市場がなくなったら、子供達はゲームソフトを買いにくくなるのは
> 事実でしょ(1本買ったらその月はなんにもできなくなるもんね)。


●中古のメリット ー メーカーの財政の相関図

・中古売りを前提に新品を買う場合
  1新品を買う  → ○メーカーの売上    →□ユーザー小遣い減る
   ↓
  2中古に売る  → ○メーカーには関係なし →□ユーザー小遣い持ち直す(*)
   ↓
  3中古が売れる → ○メーカー販売機会損失 →□ユーザー安いお金でソフト買う

(*)のとき、ユーザーがソフトを売ったお金で新品を買う場合は1に戻ります。

さてルートとしては、中古を売ったお金が新品に還元される場合、還元されない場合の2通り
が考えられますが、仮に100%が還元されるとして・・・
ユーザーの小遣いが6000円、ソフトの値段が6000円、中古買取価格が3000円として

6000円の新品を買う →3000円で売る →残り3000円を足してもう一本新品を買う

メーカーにしては本来新品1本しか売れないところを、2本売れたと言うわけです。
メーカーは中古があるおかげで1本分余計に売れて得をしたということができます。
ユーザーも1本しか遊べないところを2本遊べる。

この辺りが中古容認派の論拠でしょう。


さて、視点を変えて・・・3を視野に入れます。
ここで中古が売れるという度合いというのを仮定しなければなりませんが、平均1回転と
します。すると、メーカーサイドからは、1で売れた利益が3で吐き出され、新品は一本も
売れてないことになります。
ここで、また突っ込まれるのが、「中古で安く買えるなら買うけど、新品では買わないよ」
という販売機会損失に対する疑問です。少々乱暴ですが、中古なら買う=50%、中古なら
なおいいけど新品でも買う=50%とします。すると・・・メーカーサイドから見た場合
1で売れた50%が吐き出され、新品が0.5本売れたという勘定になります。

中古が存在していない場合は、新品1本売れるという訳ですから、0.5本分確実に損をして
いるわけです。

前に1本分得をしているわけですから、0.5本分損して、差し引き0.5本分得をしたという
ことになるのですが・・・・

時間が来たのでこの辺で。
間違っているところ、仮定の数字がおかしいところは遠慮なく突っ込んで下さい。