【小説・帝国華撃団バンド結成せよ!!】〜長文その2



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投稿者: 編隊飛行 @ sisetu-45.jimut.kyutech.ac.jp on 98/2/24 20:08:37

In Reply to: 【小説・帝国華撃団バンド結成せよ!!】〜長文その1

posted by 編隊飛行 @ sisetu-45.jimut.kyutech.ac.jp on 98/2/24 20:06:27

大神「続いて、『蒸気オルガン』、イリス・シャトーブリアン!!アイリスはピア
   ノが弾けたよね?」

アイリス「わ〜い!まかせて♪アイリス、指を使わなくても弾けるもん!」

さくら「というより、指が短すぎて鍵盤を叩けないので超能力を使っているという
    うわさが・・・。」

大神「では、早速アイリスに音を出してみてもらおう。紅蘭、準備はいいかい?」

紅蘭「いつでもOK!!」

大神「では、低い音から・・・・行け!!アイリス!!」

 ♪ボォォォォ〜〜〜〜ォ、ボォォォォ〜〜〜〜ォ♪

カンナ「おっ?船が出航しちまうぜ!!」

すみれ「船の汽笛にしか聞こえませんわ・・・。」

アイリス「アイリスのお船の汽笛の方がいい音するもん!!」

大神「次!!中位の音!!」

 ♪ポッポ〜〜〜!!ポッポ〜〜〜〜!!

さくら「あら?仙台行きの汽車がでちゃう〜!急がなくちゃ!!」

すみれ「・・・・・汽車の警笛・・・・」

大神「えぇい!!高い音!!」

 ピィィィィィィィィィィィィィ〜〜〜!!!!

マリア「いけない!台所でお湯が沸騰しているわ!」

すみれ「笛吹きケットル・・・やかんですわね?」

大神「・・・・・・・この楽器は使えん。ただのピアノを使おう(涙)」

紅蘭「光武1機分の制作費が〜〜(TT)」

さくら「・・・・(ぴくぴく(−−#)合わせて光武3機の楽器代・・・。」

大神「げほっげほっ。次!『蒸気ベース』、オン、マリア・タチバナ!!」

マリア「えっ?わたし?」

大神「ベースはリズムセッションの要。いつも沈着冷静なマリアでなければつとま
   らない。やってくれるね?マリア。」

マリア「た、隊長・・・。そこまで私のことを・・・。」

  ぴんぴろぴろぴろり〜〜ん ←恋愛度が高まる音

大神「マリア・・・。痛たたたた!!さくらくん、何背中をつねってるの!!」

さくら「ふん、二人だけでラブラブな世界に入っちゃって・・・。ところで、私は
    何をやればいいんですか?(ぷんぷん)」

大神「さくらくんは・・・バンドの華!!リードボーカル&パーカッション!!」

さくら「えっ?私が・・・ですか?きゃぁ〜〜!!どうしましょう♪」

すみれ「な、なんですって?このわたくしを差し置いてボーカル?これはなにかの
    間違いですわ。いえ、黒之巣会の陰謀に決まってますわ!!(意味不明)」

大神「まぁ、待ちたまえ。すみれ君にはとっておきを用意している。」

すみれ「ボーカルよりかっこいいものってありまして?」

大神「真のバンドの華!!それは・・・『蒸気ギター』でリードソロ!!」

すみれ「まぁ!!これでしたら目立ってよろしいですわ。」

紅蘭「ウチが作った『蒸気ギター』やで!!派手さ爆発!!かっこええやろ?」

すみれ「ば、爆発ですか?・・・・ホントだったらどうしましょう(滅)」

紅蘭「大丈夫や。今から大神はんが実演してくれよるよって。ん?ええからええか
   ら。素人でも弾けるように改造してあるさかい。まずは、この手袋をはめて
   くれはる?」

大神「手袋?これでいいのかい?」

紅蘭「ばっちしや!!磁力の力で指が勝手に動く自動演奏機能付きや。更に霊子エ
   ネルギー変換ピックアップにハイパワー蒸気アンプ内蔵やで。マリアはんの
   『蒸気ベース』も同じ機能付きや!!」

〜♪ギュゥ〜〜〜〜ン!!キュルルガララギュラビィ〜〜〜〜ン♪〜

さくら「す、すごい・・・・。高中正義みたい・・(←おいおい)」

 〜♪ギュラギュラギィ〜ン〜〜ビュワンギュ〜〜ギュロギュロギュロ〜ン♪

大神「こ、紅蘭、そろそろ止めて欲しいんだけど。指がつりそうだ・・・。」

紅蘭「ん?やっぱりプロフェッショナルモードはきつかったかいな?え〜と、スイ
   ッチ・オフ!!」

〜♪ギュゥ〜〜〜〜ン!!キュルルガララギュラビィ〜〜〜〜ン♪〜

紅蘭「ありゃ?余計にスピードが上がってもうた・・・。あかん、止まらへん。」

大神「ぐわぁ!!ネックが熱くなってきた・・・。ゆ、指が〜〜!!!」

すみれ「蒸気が漏れだしていますわ。危ない!!」

 〜〜どど〜〜〜ん!!!!〜〜

紅蘭「あちゃ〜ぁ、また爆発させてもうた。大神はん・・・無事か?」

 黒こげの大神・・・・。

大神「げほっ!この頃、紅蘭の爆発にも慣れたから・・・・・・。」
 〜ばたん!!(←倒れる大神)

さくら「大神さん、大丈夫ですか?」

大神「いかん、この楽器も失敗だ。当然、マリアのベースも使えないし・・・。」

紅蘭「うぅ〜、ギターとベースで光武1機は作れるのに・・・・(TT)」