帝劇前の新喜劇、の巻



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投稿者: かとおおお @ 202.228.225.66 on 98/2/24 19:30:37

In Reply to: 真説・番外編「暴走暴走大暴走!!」(100%内輪ネタ)

posted by かとおおお @ 202.228.225.66 on 98/2/24 19:14:10

夜の銀座、大帝国劇場前。

ヒャラリ〜ラリ、ヒャラリラリラ〜

チャルメラを鳴らしながら、ラーメン屋の屋台が行く。
「ふっふっふ。すみれさま、待ってるでちゅよ。おいらが今行きまちゅからね」
「おう、あんちゃん。一杯くんな」
「ちぇっ、こんな時にお客でちゅか。しょうがないでちゅな。
 なんにするでちゅか? お客さん」

ところが、そこにいたのは人ではなくて、一匹の大きな白うさぎだった。
「な、なんでちゅか? あ、ひょっとして、あのさくら萌えの……」
「そうとも。まだこの前の決着はついてないぜ。いくぞ、神崎光軒!」
「ちょっと待つでちゅよ! おいらはさくらには手を出さないでちゅ。ねらっているのはすみれさまだけでちゅよ〜」
「問答無用。覚悟!」

と、その時、帝劇の中から走り出てきた人影がひとつ。
見ると、白い柔道着を着込んでいる。
「そこまでだ!」
「あっ、あなたはもしや……」
「せがた三四郎でちゅか?」
「違う! おれはこの劇場の用心棒を頼まれた、支配人の遠縁の米田隆雄って者だ」
「知らないでちゅな」
「変なのはほっとこうぜ」
「変なのはどちらだ! もう許さん。でやーっ!!」
「なんの、やらせまちゅか。めん棒バリアーッ!!」
「白うさぎジャーンプ!!」
「続いて、ナルト手裏剣!!」
「くっ、やるな! しかしここでやられるわけには。よし、必殺の…。
 大和魂アターーークッ!!」


無意味な闘いは延々と続く。(笑)