【帝劇パンドラ伝説】長文2



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投稿者: VR @ 202.237.42.71 on 98/1/19 11:14:17

In Reply to: 【帝劇パンドラ伝説】長文1

posted by VR @ 202.237.42.71 on 98/1/19 11:11:55


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「あれ?大神はんやないか。どないしたん、そないに
慌てて?」

「やあ、紅蘭。さくらくんのからくり銭箱の鍵、持ってる
だろ?」

「うん、入っとるで。このからくり銭箱の中に。」

「…………(ーー;;; じゃあ、早く出してよ。」

「ええけど……ウチ、よう爆発するやろ?(自覚はある)
鍵なくしたらいかん思て、すみれはんに鍵預かって
もうとるんや。」

「……すみれくんに鍵を貰ってくればいいんだね?」

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「あら、少尉。どうなさったの?」

「すみれくん。紅蘭のからくり銭箱の鍵をもってるだろ?」

「ええ、ありますわよ。このからくり銭箱の中に。」

「出せ(命令)」

「でもこの箱の鍵は、さくらさんに預けてますの。」

「おいおい。じゃあ、さくらくんに鍵をもらってくれば
いいんだね?トホホ(泣)」

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「いたいよー。あっ、大神さん。」

「さくらくん(目が笑ってない)。君は、すみれくんの
からくり銭箱の鍵を預かってるそうじゃないか。それがないと、
すみれくんの箱の中の紅蘭の箱の鍵が持ってこれないんだ。」

「すみれさんの鍵?ええ、ありますよ。なくしちゃいけないから、
ちゃんとこのからくり銭箱の中に。」

「そうか。じゃあ紅蘭に鍵を……って、ちょっと待てーい!!
思いっきり矛盾してるじゃないか!?どうやって
この状況を作りあげたんだよ!!」

「あは、そう言えばそうですね(笑)」

「(笑)じゃない!こんなささいな日常にパラドックスを
生み出すんじゃないよ!どうやって開けるんだー!」

「マスターキーがあるんですよ。」

「だったら先に言ってよね(泣)。で、誰が持ってるの?」

「それが……分からないんです。」

「何ー!!」

「そうだ!由里さんは情報通だし、知ってるかも!」

「へいへい。行ってきやーす(やる気ゼロ)」

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「あら、大神さん。」

「由里ちゃん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど……。」

「!!……だ──────っ(目の幅涙)」

「な、何?どうしたの??」

「うっうっ……出番だあ……!最近小説やコントが多いのに、
私たち申し訳程度しか出てないんだもの……うあーん、
大神さーん!!どうしてなのー!?」

「知るか(ひどい)。で、マスターキーってのは、誰が持ってるんだい?」

「マスターキーですか?私ですけど。」

「由里ちゃん大好き(笑)。じゃあ、早く渡して。」

「ええ、このからくり銭箱の中なんですけど、この鍵は
かすみさんに……ってあれ?何処行くんですか、大神さん?」

「もうオチが読めた(怒)。じゃ、さいなら。」

「あーん、せっかくの出番だったのにー!!」

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