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投稿者:
編隊飛行 @ 202.221.190.166 on 98/1/08 21:26:56
In Reply to: Re: 【正月大戦】〜すみれ〜その2(長文)
posted by 編隊飛行 @ 202.221.190.166 on 98/1/08 21:24:42
「みなさま、今日は本当にありがとうございました。」
観客のカーテンコールに答えて舞台に並ぶ花組の面々。すみれの元へは手に手
にプレゼントを持った客達がたくさん集まってきていた。
「ありがとう。ありがとう。」
一人一人に丁重に挨拶しながらプレゼントを受け取るすみれの顔は満面の笑み
であふれていた。
「すみれはん、えらい人気やなぁ」
「アイリスの誕生日の時にもたくさんプレゼント貰ったよ!」
「派手さではすみれさんの舞台が一番ですからね。」
「着物の裾をふんで顔から落ちたりとかな。あたいには真似できないね。」
「ロビーも花であふれているそうよ。」
いつまでも鳴り止まぬ拍手と歓声。
『すみれさ〜ん、お誕生日おめでと〜!!』
客席のあちこちから聞こえるお祝いの声。花束を抱え、笑みを浮かべるすみれ。
「みなさま、今日は本当にありがとう。」
深々とお辞儀をする花組の面々。そして、ゆっくりと降りてくる緞帳。こうし
て花組の今夜の公演は無事に幕を下ろした。
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「やれやれ、やっと終わったか。でも、まだまだ余っているなぁ。」
ロビー。劇場を出ていく観客達には、自由に花を持って帰ってもらった。だが、
帝都中の花屋という花屋から集められた生花は、まだまだかなりの本数が余って
いた。
「ま、数日は飾っておいても良いだろう。すぐには枯れないだろうし。」
残った生花は、黒子達の手によってまとめられ、ロビーの壁面を飾っていた。
「大神さん。すみれさんが楽屋で呼んでますよ。なにか手伝って欲しいとか。」
舞台衣装を私服に着替えたさくらが、大神に声を掛ける。
「ん?どうしたんだろう・・・・。」
楽屋へ向かう大神。

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