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投稿者:
絶対有敵 @ koto.nsu.ac.jp on 98/1/06 13:51:22
明けましておめでとうございます。新年最初の「真・サクラ」。
それではどうぞ。
真・サクラ大戦2第六話「時空の渦」
大神:「ちぃぃ!」
直那:「隊長どうしたんだい?反応が遅いぜ。」
帝劇地下・・現在大神、直那の両名は訓練中であった。
大神の乗っているコクピットは今までの霊子甲冑とまるで違っていた。
三面を大型のスクリーンが囲い、シート左右にレバーが一本ずつ、それに複数
のスイッチ類が羅列しており、足元にはペダルが二基並んでいた。
大神:「く!狼虎滅却・・・」
直那:「遅いぜ!!」
スクリーンに直那の乗る龍壱が近づく!
梓:「そこまで!」
大神:「はあはあはあ・・・・・」
直那:「なさけねえな、隊長。たかが模擬シミュレーションくらいで。」
梓:「おつかれ様。まあ、霊子戦機と霊子甲冑じゃ全然操縦システムが違うから
無理ないと思うけど。」
大神:「でも、確かに神武とは比べ物にならないくらいのスピードとパワーだな。」
直那:「当然。まあ、今回は隊長も龍壱の基本データだったけど、受領されるのは
もっと高出力だぜ。」
紅蘭:「あ、大神はんに直那はん。」
大神:「あ、紅蘭。どうしたんだい?」
紅蘭:「ああ、さっき高杉重工本社からみんなに渡される新型機のデータがとどいたで。」
直那:「そうか。じゃあ早速司令室で確認だな。」
十分後地下司令室
紅蘭:「まず、さくらはんとすみれはんの機体からや。」
司令室のスクリーンに二機の霊子戦機が映し出される。
さくら:「わああ・・・・」
すみれ:「これは?」
直那:「左がさくらさん用の機体TJ−01-S「疾風」(はやて)
右がすみれお嬢さん用のTJ−01−M「紫麗」(しれい)だ。」
大神:「なんだかこの二機龍壱に似ているな。」
直那:「御名答。この二機は龍壱の再設計機で、「疾風」はオーラブレードを
高出力にして、より接近戦重視の機体に、「紫麗」はオーラクレイブの間合いの
広さを生かした中距離戦重視の機体にしている。ただ、飛行形態への変形は
無くなっているが。」
すみれ:「つまり、この機体も神武と同じで、装備の交換でどんな戦局にでも
対応できるシステムなのですね?」
紅蘭:「せや。元々龍壱は白兵戦機やったから、簡単に制作できたんや!」
直那:「次はマリアさん、カンナの機体だ。」
スクリーンが暗転して、新しい機体が写る
マリア:「・・・・・どうやら、私たちの機体は龍弐がベースですね?」
カンナ:「へえ〜これがあたいらの機体かい?」
紅蘭:「右がマリアはんのTJ−03−L「雪嵐」(せつらん)で、
左がカンナはんのTJ−03−S「烈豪」(れつごう)や!」
直那:「龍弐は重装甲、高出力の機体だから、極端化させれば、射撃型と接近戦機
に早変わりという訳さ。」
アイリス:「ねえねえ、アイリスのは?」
直那:「ああ悪い悪い。次はアイリスのだ。」
紅蘭:「これがアイリスのTJ-05-M「光霊」(こうれい)や。」
梓:「あれ?これ、私の龍参じゃないの?」
直那:「ああ。アイリスは他のみんなと違って念動力が強いから、念動兵器や機関
の関係上、龍参をベースにしたんだ。と言ってもほとんど変更がないな。」
アイリス:「わああかっこいい!」
直那:「それはどうも。」
大神:「あれ?俺のは?俺の機体はどうなったんだ?」
紅蘭:「ふふふ・・・・大神はん、慌てる乞食はもらいが少ないというやろ。」
直那:「次が俺と紅蘭の自信作!隊長機の登場だ!!」
ピッ!!
大神:「こ、これは!?」
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