[ このメッセージへの返事 ]
[ 返事を書く ]
[ home.html ]
投稿者:
凛 @ a023068.ap.plala.or.jp on 97/11/10 10:51:06
ちゅー事で、前回は密かにヘッポコSSを書いていたりしていた凛ですが、
今回はちょぉ〜ちだけ真面目(?)風に書いてみたりする今日、この頃。
帝劇では、ハロウィン大戦(笑)が幕を閉じ、花組以下、全員がそれぞれの
自室に戻っていた。
マリア:「ふぅ〜本当に今日は楽しかったわ。こんな日もあっても良いわね。
フフフ・・・紅蘭の新作皿回しやいつもの二人のケンカもいつになく
輝いていたし。」
マリアは星が瞬く夜空を見上げながら独りごちた。
マリア:「・・・・・・でも、あの『隊長』との想い出も蘇ってくる・・・・・・
もぅ、忘れたはずなのに・・・・・・ダメね、私ったら。
いつまでもいつまでも・・・・・・」
ふと、マリアは星々から目を離し、ベッドに滑り込んだ。
程よいベッドの冷たさに身を委ね、深い眠りに就いた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
男:「・・・・・今日は確か、ハロウィンだったな。みんな計画通りに事を
進めれば、この革命はきっと成功するぞ!」
「おー!」と掛け声と共に周りの連中は銃を高く突き上げる。
しかし、一人の少女だけは何か言いたげにその男を見つめる。
男:「ん?なんだい、マリア。元気がないようだが。ハハハ・・・緊張しているんだね。」
マリアと呼ばれた少女はキッとその男の目を見つめる。
マリア:「隊長・・・私・・・私・・・」
隊長:「おいおい、これまで一度も緊張した風には見えなかったマリアが
今日はどーしたんだい?らしくないぞ。」
マリア:「・・・・・いえ、何もありません。この計画を絶対成功しましょう!」
マリアは隊長の『らしくない』という言葉で諸少々愕然としたが、
それと同時に隊長の言う『らしさ』を取り戻した。
マリア:「(そうよ・・・ね。私らしくいかなきゃ・・・でも、私は・・・隊長を・・・)」
隊長:「うんうん、それでこそマリアだ。いつものように頑張ってくれよ!
俺にはマリアが必要だからな。」
マリア:「あ、ありがとうございます!!」
マリアは顔を真っ赤にして答える。まるであまり見ない太陽の様に。
マリア:「(嬉しい・・・隊長は私を必要としてくれる・・・例え『クワッサリー』で
ある私だけだとしても・・・今はそれだけでいいの・・・)」
隊長:「さて、そろそろ計画実行の時間だ。それぞれの隊はスケジュール通りに
行くように!では、出発!!」
ガチャガチャと各一小隊づつ出ていく。
帰ってからどうしよかと戦友と話す者、緊張して顔が強張っている者、
それぞれがみな私の戦友であるのだ。
そんな事を考えていると・・・
隊長:「マリア、ちょっと君は残っていてくれないか。」
ふいに隊長が声をかける。
マリア:「あ、えっ、はい!何か用があるのでしょうか?」
少し隊長はマリアから目線をそらしながら近づいてきた。
そして・・・
隊長:「今日はハロウィンだったな、何も贈り物やパーティーが出来ないけど、
これで勘弁してくれ。」
そうマリアの耳元で囁くと頬に軽くキスをする。
マリア:「な!た、隊長・・・何を・・・」
何が起こったのかが分からず、おどおどしてしまった。
しかし、隊長は何も言わずにマリアに背中を向けると、部屋から出ていった。
一言だけ残して・・・
「この革命が終わったら、結婚しよう、マリア。」
マリア:「!!!た、隊長・・・・・・・・・・」
マリアはただ独り残った部屋で涙を流した。親とも別れた時にも流さなかった
涙を・・・・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ガバッ!!
マリアはベッドから身を起こすと自分の顔が濡れている事に気づく。
マリア:「夢か・・・昔の・・・事を思い出すなんて・・・」
マリアは涙をシーツの端でぬぐい、近くにあるポットから水をコップに入れ、
一気に飲み干す。
マリア:「隊長・・・あの時、私は・・・・・・いいえ、昔の事は忘れましょう。
今は『隊長』の事が・・・・・・」
またマリアは独りごちてベッドに入り深い眠りに就いた・・・・
夜空には北極星が綺麗に瞬いていた。
いやはや、終わったよ。ヘッポコ&長文ですみません。m(_ _)m
そして、マリア萌えの方々にはもっと申し訳ないです。m(_ _)m
駄文&乱文で申し訳なかとです。(^^;;
|