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 投稿者:
Mystique  @ sotaro-mizoguchi.umeres.maine.edu on 98/1/30 10:01:10
 
In Reply to: Re: なぜ「お耽美」なのか?。 posted by 蜂蜜檸檬  @ h012.p105.iij4u.or.jp on 98/1/30 09:21:58
 
蜂蜜檸檬さんの意見には賛同しますが、同じPowerVRユーザーとしての不満。
 
 > あと好きな2Dカードと組み合わせられるのもいい所ですね。
 > (Voodooの場合、「組み合わせてる」のではなく<b>「並べてる」</b>だけだから。)
 
 これはその通りですが、逆に言えば、VooDooの良い所は2Dカードが何であろうと、
 ゲームには支障をきたさないという事だと思います。 PowerVRはご存知の通り、
 PCIチップセット及び2Dカードの性能が低いと半分のパフォーマンスも出ません。
 
 PowerVRに合わせて2Dカードを買おうなんて人は実際は少なく、多くの方は
 2Dカードが最初から存在して、後からPowerVRを買う訳です。 この場合は
 どんなにPowerVRが遅かろうと、悪いのはユーザーじゃありません。 ある意味
 PowerVRのアーキテクチャーが自分で自分の首を締めていると思います。
 
 また、VSYNC無視や、リフレッシュレートを上げる事によりパフォーマンスの
 向上等は、初心者の方じゃ解りませんし、VSYNC無視が出来るカードが実際は
 限られている事を考えると…
 
 > あと独自の陰面処理によりもたらされる効果も美しいです。
 > どういう事かと言うと、Zバッファを持たない為、メモリの帯域が少なくて済む為、<b>ローコストとハイパワーの両立が図れる</b>為です。
 > Voodoo2なんかはテクスチャメモリのバスが192bitになってますが、PowerVRアーキテクチャならこんな大袈裟な物は不要です。
 
 これも同感です。 但し、今の主流がこうであり、Tile-Based Renderingは
 あくまで少数派です。 やっとDirectX6でサポートされるといっても、開発者は
 これに合わせて一から出直すより、既存の物を使うほうが楽な訳でしょう。
 
 どんなに優れた理論でも、一般化されなければ認められません。 優れた理論が
 常に多数になるのなら、nVIDIAはQTMアルゴリズムで既に業界を先導してたと
 思います。 ちなみに、nVIDIAはGLIDEやSGLの様な高レベルのAPIをRIVA128用に
 開発してるという噂ですが、もしかして… そういえばRIVA128の前の名前、
 NV3もQTMを継承するとMicroprocessor Reportにはありましたが…
 
 > この辺のあくまで理想を追い求めたアーキテクチャが
 > <h1>「耽美」</h1>
 > と称した理由です。
 
 私がPowerVRの今後に期待する事は、Apoc 5Dの様なカードをワンチップで
 出す事です。 ワンチップが無理でも、一枚のカードで実現する事です。
 確かにPCIを使っても支障が無いほどのデータ転送量ですが、今後はPCI用
 デバイスが増えてきてPCIバスが混雑する事を考えれば、グラフィックだけで
 二枚もPCIを使うのには賛同出来ません。
 
 それと、Direct3Dの今まで以上のサポートも望みます。 そもそも、PowerVR
 アーキテクチャ自体がDirect3Dという概念以前に出来たものであって、
 サポートしているテクスチャフォーマットの少なさ等は致命的とはいかない
 までも、開発者側に負担を与えるのは事実です。 VooDooの素晴らしい所は。
 各種ベンチマークを見れば解る通り、画像表現度の忠実さです。
 
 更に、PowerVRはCPU依存型と言われる通りCPUで性能が上下し易く、逆に
 VooDooはどんなCPUでも高性能です(逆に言えば高性能のCPUを持ってきても
 大した性能向上が無いと言えるかも知れませんね)。
 
 以上の点から考えて、PowerVR2(PMX)にはこんな感じの事を期待したいです。
 
 ・2D側にMGAコア(笑)←但し、MatroxとNECの関係を考えれば、有り得ない事も無い。
 ・ISP*1、TSP*2←元々PowerVRは並列アーキテクチャが出来た筈。
 ・強力なSETUPエンジン。←CPU依存からの脱皮
 ・一体型のVRAM←コスト削減(高速なSGRAMを使って欲しい)
 ・AGP対応
 
 どうでしょ? ちなみに、僕はVooDooも欲しいです。 PMX+VooDoo2で最高の
 環境ですね。
 
 
 
  
 
 
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