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投稿者：
暇人 @ a023201.ap.plala.or.jp on 97/11/23 11:05:07
XBAND日記 11月22日
帰宅してXBANDを作動させる。
最初に当たった相手は＊ルー3だ。
確かXBANDランキングに入っていた奴だ。
あまりやりたくない相手と当たったな。
オレにとってXBANDは、なかばウサ晴らしみたいな
所がある。こんな強い奴とは憂さ晴らしできん.........
.......やだな。
奴はアファームドを選択しオレはドルカスを選んだ。
舞台はスペースドック。（オレの得意な地形）
そしてラウンドは3。
奴にはよくやられたが、汚い手を使わないので、それに免じて
3ラウンド。
また2ラウンドだと一方的に負ける事があるが、3ラウンド目
から逆転することがある。
大体、2ラウンド以内に相手のパターンを把握して勝利に
繋げる。じっくり相手の動きを観察する.......どちらかと
いうとオレは待ちプレイヤーだ。
対戦が始まった。
思った通りの横ダッシュ。オレはダッシュハンマー。
ハンマーはアファームドのライフルを直に食らいながら
アファームドに命中。
セオリー通りの展開だ。
後はずっと壁に隠れながら、ファランクスとハンマーを
使ってていた。 もう、おわかりだろうが、これをやると
相手は非常にストレスがたまる。ライフルが弱いアファー
ムドは近づいて斬らないと勝てない。近づけばファランク
スの餌食になる。テムジンやアファームドの機動系VR
を使うプレイヤーは、ここでジレンマに陥り試合を放棄
してしまう者もいる。しかし＊ルー3はあきらめなかった。
ダッシュにフェイントをおり混ぜつつライフルを巧みに
使ってくる。しかし今日はなぜか調子が悪いようだ。
いつもは当たらないハンマーがよく当たる。しかもダッシュ
ジャンプのフェイント中に当たる。すべてが裏目にでている。
「あ、オレの勝ちだ.......」
不思議な事に、ほとんどの対戦で、そう確信したゲームは
勝利している。
あと2ラウンドあった。＊ルー3は、なかなかオレを捕える
事ができない。それだけオレが逃げ回っていたからだが....
..........
最後の3ラウンド目、オレは仕掛ける事にした。
「あ〜やっぱりダメだ！コイツ強えぇや！」
ドルカスではアファームドは捕えられない。
お互いにダッシュしては、すれちがいざまに斬られる。
すぐ、逃げに戦法を切り替えると減り続けていたライフ
メーターが止まった。
なにげなく撃ったハンマーが当たった.........
これは、奴のミスだ。
青いライフメーターは黄色いライフメーターをガクン
と、追い越して縮んだ。
タイムはあと10秒。
「そろそろ、来るな.....」
思った通りなりふり構わず突撃してきた。
ファランクスもハンマーも当たらない。
今までが嘘のようだ。
オレはしばらくダッシュしてからXボタンを押す。
何も起こらない。何度も押す！
ドルカスの充填時間は長すぎるのだ。
いつも肝心な時に使えない！
頭に来る。
仕方なく間に合わせのファイアボール。
2、3発は当たったが、こっちのアファームドからの
ライフルによるダメージの方が大きい。
2つのライフゲージの差はみるみるうちに縮まって行く。
「あ〜やべ〜..........」
タイムアウトのメッセージが流れた。
救われた..........
アファームドは力なく膝をついた。
判定勝ちだが何とか面子を保った。
ランキングプレイヤーに勝ったので少しうれしい。
ちよっと可愛そうなので京都だが特別にもう一戦することにした。
（次はやられるかもしれない）
オレがYESを選んでもなかなか次に進まない。
奴もやめようかどうしようか悩んでいる様子だ。
7秒程して、また1戦交える事になった。
＊ルー3はテムジンを選んだ。（あ〜あ、やめたほうが
いいよ.....テムは）
あわてていたのか、どうか知らないがラウンドはスペース
ドッグのままだった。
オレはやはりドルカス。
アファームドでドルカスに負けた奴がテムジンを使っても
ドルカスには勝てない。テムジンを使うからには守りに徹し
アファームドのように突撃してはならない。
しかしそんな融通のきく奴はめったにいない。
開戦と同時にダッシュライフル、ドルカスのハンマーが
ビームを弾きながらテムジンに激突。
さっきと何も変わらない。
いや、アファームドより装甲が薄い分なおさら悪い。
それからオレはず〜っと壁ドル。
テムジンが何かまごついているようだ。
動きが変だ。
多分イラついているのだろう。
テムジンがジャンプしてソードを振り降ろして来た。
（この必殺技の名前を知らない。説明書には何の説明も
ない）
あまりにも分かりやすい攻撃だ。
ジャンプでかわす。
それからバ＊のように同じ攻撃を繰り返してきた。
どうやら＊ルー3は壊れてしまったようだ。
奴のストレスポイントを超えた展開だったのだろう。
過去にもオレとの交戦中、壊れてしまった奴がいた。
じっと動かなくなる奴。踊りだす奴。受話器を持ち上げて
コマ送りにする奴。リセットする奴............
いろいろな奴がいた.........
そして彼も.........
なんか悲惨なので、奴に近づいて斬り合いをしてみた。
斬られまくった。
たまらず離れた。
奴は宇宙船と壁の間の大広間で突っ立っている。
なにもしない。
壁の上に立って踊ってみた。
しゃがみビームを食らった！！
テムジンのしゃがみビームは切れ目なく正しい間隔で
連射してくる。しゃがみマシンガンとでも言おうか...
こんな技があるなんて知らなかった。
参考になった。
こんど試してみよう。
ハンマーを撃った。
それで奴との戦いは終わった。
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